私の食と健康第14回

毎日ステーキを食べて痛風に
漫画家・道場主 巨椋修さん

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 画家、漫画家、作家、映画企画製作、そして総合格闘技・陽明門護身拳法の道場主というマルチ型人間の巨椋さんは、神戸市出身。目下・自著「新版丹下左膳」の映画製作準備中だが、また・不登校児・をテーマに映画製作も予定。5つの顔で頑張っている。

 絵と格闘技。一見、そぐわない取り合わせは、小さい頃から、ブルースリーに憧れていたから。夢の実現である。しかし、試合の必要上から1日51114減量した時などは、真夏の炎天下を走りに走って、水も受け付けられない極限状態を体験したという。そんな鍛錬に耐え得た精神力と肉体。体力づくりのベース、子供時代の食事はというと、3食ともに和食。野菜の炒めものやひじきの煮物、高野豆腐、煮魚、焼き魚、干物など、昔ながらの家庭料理だった。贅沢はしないが、栄養バランスのとれた食生活。おふくろの味がハードな試練をクリアしていたのだった。
 日頃は自分で手料理するか居酒屋である。最近はインスタントラーメンに凝ってよく作るが、作り方にはこだわる。麺だけをゆで、ゆでた後の湯は捨て、スープは別に作る。ゆでるだけで、かなりの添加物が除かれるわけだ。仕上げに野菜。ビタミン補給である。おいしいし、自分で工夫する楽しみがある。しかし、失敗もあった。輸入肉の安さに感激して一人住まいの気安さから、ステーキばかり毎日食べた。肉の過食プラス酒という結果で尿酸がたまって、痛風の発作が起きてしまった。それ以来、ほどほどに食べる。

 アルコール好きだから今でもたくさん飲む。普段は焼酎のお湯割がいちばんだ。そして飲んだら食べる。食べ物に好き嫌いはないが、おいしく飲めるつまみは大歓迎である。チーズ料理にサラダたっぷり。良質のたんぱく質とビタミン類を補給して、酒の代謝をスムーズにさせるわけだ。飲んだ後のお茶漬けの味。これがまた旨い。飲む楽しみの一つでもある。
 お酒もすきだがホットケーキも大好きだ。いつか、ホットケーキをお腹一杯食べたいと思っていた子供の頃があった。懐かしい味だ。ファンタジーを求めてやまない、巨椋さんらしい思い出の食べ物である。
(教育家庭新聞2000年2月12日号)