私の食と健康 第20回

毎日60mlのお酢で血がサラサラに
大塚整体治療院院長 大塚乙衛さん

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  プロゴルファーには整体を、多くの小中学生側変症患者には改善大塚式RHPI療法を行っている大塚整体治療院院長の大塚乙衛さん。大学時代から居合道を始め、現在も母校近畿大学の居合道部監督を努めている。居合道は、日本刀を使って行う武道。真剣に触れることによって、精神を集中をすることができ、姿勢が正されるスポーツである。
 「健康は姿勢なり」と強く語り、最近の子どもの姿勢の悪さを指摘する。「学校でも家でも座ってばかりで、外で走りまわることが少なくなり、立ってるだけで倒れるという子どもも増えてきました。また、いつも座って運動をしないことから、背骨を支える筋力が衰え正座すらできない子も増えています」。筋力をつけるためにも1日のうち1度は基本的な体操を行ってほしいと語る大塚さんは、県・市議会等に招かれ、姿勢を正し筋力をつけるための基本的な運動の指導も行っている。

 健康管理には運動だけでなく、食事、睡眠が大切。これを学生時代から心がけ、食事のほとんどは和食中心で、特に朝食はしっかり摂り、ごはん、漬物、納豆、味噌汁の定番メニューが食卓に並ぶ。また、毎日欠かさず605018のお酢を水で薄め、日に何度か分けて食後に飲んでいる。「お酢に含まれるクエン酸は、血をさらさらにして体を浄化し、さらにカルシウムの吸収をよくするはたらきがあります。お酢のほかにも梅干を摂るなど常に酸っぱいものを摂るよう心がけています」と大塚さん。また水をできるだけ飲むことで血液は常にきれいな状態になり、疲れが残らないという。
 自分の食に関心をもつようになったのは、大学で食品栄養学を学ぶようになってから。子どもの頃は特に食生活に気をつけるという意識はなかったとのことだが、「ごはんは5分つき、稗、粟を混ぜたものをよく食べた覚えがあります。昔は今と違って、和食しかなかったですからね」。小学生から柔道を習って姿勢を正すことを覚え、また昔ながらの和食を中心とした家庭の食が、今の健康管理への意識に繋がっているではと語る。
(教育家庭新聞2000年9月9日号)