日本PTAが活動事例集を発行

小・中の36例を収録

 日本PTA全国協議会(松井石根会長)は先ごろ、第15巻目となる「PTA実践事例集〜新しいPTA活動への取り組み」を発行した。全国小・中学校の単位PTAの活動を紹介したもので、計36事例を収録している。
 同事例集は毎年発行。各地域のPTA組織が、活発な活動をする上の参考として配布されている。今回は「生きる力」や「心の教育」といった新たな教育課題に、学校と連携・支援する形で展開されるPTA活動を集めているのが特色。
 学校との連携・支援といっても、その切り口は様々だ。編集に先立ち、同会が地方協議会長に行った調査からは、1PTA便りを活用し教師・PTA役員と会員が情報交流2長期休業期間中に学校と連携して「親子キャンプ」や「親子スポーツ」などを実施3授業の体験活動で指導したり図書館でのボランティア、など多様な報告があった。


目につく教育 参加の実践例

 事例集に収録された活動は次の通り。
 〈小学校〉
 千歳フォーレスト・サミット−緑豊かな自然の中でふれあいを深める=北海道千歳市P連/地域活性化の起爆剤となるPTA−PTA祭りを通して=青森県平賀町立小和森小P/るさと探検「マップで遊ぼう」=岩手県花巻市立若葉小P/広報紙「メタセコイア」−PTA本部と会員をつなぐメッセージ=仙台市立榴岡小父母教師会/ふれあいボランティアバンク−地域・家庭の教育力を生かし育てる=福島県白河市立白河第一小P
 スキー授業非常勤講師としてのお母さん先生の活動−教科・領域の一部等担当制度=群馬県草津町立草津小P/GAKKO中曽根(ガッコウなかそね)−地域の生活の中にいつまでも「学校」を=埼玉県吉川市立中曽根小P/全会員参加の「一人一役制」のPTA活動をすすめて=川崎市立南百合丘小P/学校教育活動に地域の教育力を生かす−授業づくりを支えるSSCの活用=山梨県河口湖町立小立小P
 ふるさとボランティアバンク−地域人材の活用=長野市立古里小P/応援しよう楽しい学校生活−PTA活動を支えるPTAサポーター=静岡県沼津市立原東小P/ふれあい委員会−父親の参加=静岡市立青葉小P/広げようふれあいの輪=愛知県作手村立巴小P/二本木こどもひろば=同安城市立二本木小P/インターネット準備活動を通してのPTA活性化の試み=津市立白塚小P
 交流クラブ活動と本の会=富山市立山室中部小P/いざ出発、親子探検ウォークラリー=福井市立順化小P
 ユニークなPTA便りの作成=京都市立清水小P/学社連携を深める授業支援活動−総合的単元学習をとおして=和歌山県田辺市立田辺東部小P
 地域と共に育つ浦安の子ども=岡山市立浦安小P/CAPワークショップ=岡山県玉野市立玉小P
 食生活を通して望ましいライフスタイルを身につけさせるために=香川県豊中町立笠田小P
 「校区安全マップ」の作成−児童の生命及び身体の安全確保を求めて=福岡県前原市立波多江小P/図書館ボランティア(ブックスタッフ)の活動=長崎市立上長崎小育友会/地域モニター連絡会を生かした青少年健全育成の実践=鹿児島県栗野町立栗野小P

 〈中学校〉
 学校開放のあるべき方向−向陽スポーツ文化クラブの実践を通して=東京都杉並区立向陽中P/常設、制服リサイクル活動=同新宿区立四谷第一中P/「お父さん、出番です」−フレッシュ(親父)の会のとりくみ=神奈川県伊勢原市立伊勢原中P/職場体験学習への支援=新潟県黒川村立黒川中P
 「一行詩」による親子の交流=京都府嘉悦町立嘉悦中P/「こころの会」発足と子どもの向ける視線=愛媛県宇和島市立城東中P/日の出で祝ったお正月−子どもたちの心が聴きたい=高知県伊野市立伊野中P
 新しい時代の風を−学校教育を支える保護者ネットワークづくりを目指して=福岡市立和白丘中P/地域と学校を結ぶ青少年モニター=佐賀県有田町立有田中P/地域と密着した環境浄化活動=長崎県佐世保市立愛宕中育友会/地域教育モニター制度で青少年の健全育成を=鹿児島県喜界町立早町中P

(教育家庭新聞99年4月24月号)