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連載・海外文化交流(2)「国際社会で協働する原体験を」 (2007年01月31日)

ジャパンアートマイル カリキュラム担当 清水和久ougi6-2

●アートマイルで海外との協働作業の原体験を
 今の子ども達は、将来必ず国境を越えて多くの人々と仕事をするようになる。英語やコンピュータをツールとして使い、 互いに意思疎通を図っていくことになる。小中学生の間にアートマイルプロジェクトで海外と協働作業(共同で1枚の壁画を仕上げる) を体験することで、国境を越えて何かを作り上げる楽しさや達成感を経験することは、異文化理解と共に将来の国際平和にも通じるはずだ。

●シリアとの共同壁画の取り組み
 今年度、金沢市立扇台小学校6年ではシリアのパレスチナ難民の子ども達とアートマイルプロジェクトに参加している。日本の子ども達は、 地域自慢を絵の中に入れるために、金沢城や百万石祭り、獅子舞などの地域の特色を調べ直した。 つまり国際交流のためには自分達の地域のことを詳しく語る必要性に気がついたのである。また、パレスチナの子ども達が描いた絵から、 モスクの建物や生活の様子など日本と全く違った文化を感じ取ることができた。しかし同時に、 TV会議などを通してパレスチナの子ども達の生活はマスコミで知る危険なイメージとは違い、 サーカーを楽しむなど自分たちとあまり変わらないということも分かった。このように、絵という手段で子どもたちが協働作業する交流は、 より身近にその国を感じることのできるすばらしい方法であると思う。

●総合的学習の現状
 最近、学校現場では総合的学習のカリキュラムが固まって軌道に乗りつつある。しかし、カリキュラム作成当初の教師の熱意は薄れ、 カリキュラムとして決まっているから「こなしている」という状況もみられようである。学習のねらいを持ちながら、 児童の興味関心を大事にしつつ、「ストーリーがあるワクワクするような総合的学習の時間」であってほしい。

●相手がいる活動のおもしろさ
 総合で国際交流に取り組むには、 互いに相手の先生にやりたいことをきちんと伝え、ゆとりを持った日程で対応することが必要だ。また、 子どもの学習のためにどんなことが必要なのかという視点でTV会議での発表や掲示板での交流のしかけをするなど、 子どもの活躍の場を教師が保障する必要性も出てくる。交流先の先生と一緒に諸々の障害を乗り越えて、 「互いの子ども達のために取り組む」という連帯意識を感じることができるところに教師としてのおもしろさがあると思う。    連載1も読む



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投稿者 kksblog : 2007年01月31日 15:27


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