教育家庭新聞社
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一方、「子どもは勉強に対するやる気がないと思う」という保護者も、全体の４割近くを占めています。理由としては、「宿題はするものの、ほかの家庭学習には取り組まないため」「テスト直前になるまで勉強しようとしないから」「帰宅するとすぐに寝てしまいます。部活が忙しいから無理もないとは思うのですが……」といった声が大半。中には、「家で勉強している姿を見たことがありません」という保護者もいました。

勉強内容について、「子どもは自らすすんで取り組んでいる」と答える保護者の割合は「宿題や課題などの提出物」で最も高く、７割を超えました。続いたのは「テスト勉強」で、５割近くに及んでいます。

一方で「予習」「復習」については、「自らすすんで取り組んでいる」と答える保護者は３割に満たず、「取り組まない」という割合のほうが高くなっています。

子どものやる気が出るシーンとして最も多かったのは、「学習の内容や取り組み自体が楽しいとき」。７割以上の保護者が「こういうとき、子どもはやる気を見せる」と答えています。

また、「ライバルがいたり、目標があったりするとき」「『これは役立つ』と実用性を感じたとき」を選ぶ保護者も、それぞれ５割を超えており、「興味や関心の持ち方次第で、子どもは自ずと意欲的になる」と感じている保護者が多いようです。

子どものやる気に関しては、周りがどうこう言ってもどうにもならないことがあります。ただ、子どもは大人の背中を見て育つと言われますから、大人たちの日頃の姿勢を正すことも重要なのかもしれませんね。

ごほうびがやる気アップのカギ？　保護者の6割は子どものやる気を実感【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】