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国立大学の基本機能の維持向上のために、国立大学を全都道府県に設置し、地域や経済条件にかかわらず高度な学びの場を提供します。次代を切り拓く研究成果の創出、日本の均衡ある総合的な発展への貢献をめざします。そのために、国力を支え発展させる多様な知の創造と継承、社会還元につなげる応用研究の推進とイノベーション創出の牽引、全国及び各地域における良質な雇用の創出に取り組みます。

ポイント1：優れた資質・能力を有する多様な入学者の確保と受入環境の整備
・多様なニーズに応える教育研究の質の向上
・確かな学力とともに多様な資質を持った高等学校・高等専門学校卒業者の受入
・優れた外国人留学生の積極的な受入及び日本人学生の海外派遣の拡大
・女子学生及び女性教員の受入環境の整備
・学び直しを求める社会人の積極的な受入

ポイント2：大学間等の機能的な連携・共同による教育研究水準の向上
・大学間等の連携・共同による教育の推進
・大学間等の連携・共同によるネットワーク形成による研究の推進
・学生、研究者の高い流動性の確保

国にはこれらを支える制度・環境の整備と支援を要請します。高いレベルの知的基盤を支える一定数の知的人口を持続的に生み出す高等教育の体制と環境を維持するため、国立大学はこれまで以上に使命を重く受けとめ将来を見通した改革を推進します。

「国立大学の将来ビジョンに関するアクションプラン」の公表について | 国立大学協会