滝学園らが総務大臣表彰

          14年度情報化月間で 

平成14年度情報化月間の情報化促進貢献企業等表彰において、学校法人滝学園(愛知県)と東京都三鷹市が東京全日空ホテルで総務大臣表彰を受賞した。
 滝学園は、メディアコミュニケーションセンターを利用して、実践授業やインターネットで海外の学生と国際会議を行うなど情報通信を教育に積極的に活用されていることが評価された。また、同センターを高齢者にも開放し、地域情報化にも多大な貢献をした。

  表彰を受ける吉田朋正滝中学・高等学校長(左)と安田養二郎三鷹市長
 三鷹市は、市内小中学校の通信インフラ整備や国の先進的プロジェクトである学校インターネットの中央センターの整備、さらに教育用コンテンツ・データベースの整備を通じて、ハード・ソフト両面から教育の情報化に先導的な役割を果たしてきたのが評価された。また、証明書等の自動交付システムや公共施設の予約システムの早期導入など行政の情報化にも積極的に取り組んでいる。
 この他教育関係では、KAMEプロジェクト(代表者・村井純慶應大学環境情報学部教授)もIPv6の研究開発、標準化及び実用化を国際的に先導し、IPv6の普及に多大な貢献をしたとして、総務大臣表彰を受賞。
 また、情報化促進貢献情報処理システム表彰において、学校情報ネットワーク(ジャストシステム)が情報化月間推進会議議長表彰を受賞した。同システムを利用することで、インターネットに接続された全大阪府立高校の端末からの情報取得や学校間、教員間の情報交流が容易に行えるようになり、情報化の促進に貢献した。
 情報化月間は、総務省、経済産業省、文部科学省など関係6府省が毎年10月を「情報化月間」と定めているもので、情報化の普及や啓発を目的に全国各地で講演会やセミナーなどを行っている。なお、村井純教授は、個人表彰で経済産業大臣表彰も受賞した。


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