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千葉県


 千葉県では各県立高等学校にリナックスサーバ4台(Web・メール・プロキシサーバ、ファイアウォール機能など)を設置し、各県立高等学校から商用プロバイダ経由でインターネットに接続している。オールインワンタイプではなく、あえて4台のサーバを設置しているのは、100台を超えるコンピュータが接続される校内環境のセキュリティを確保するために必要、と判断してのこと。
 ミレニアム・プロジェクトの目標に沿い、昨年12月までに千葉県は、校内LANの構築と同時に全県立高等学校142校の普通教室に各2台、特別教室などに学校ごとに6台のノートパソコン、そして学校ごとに5台のプロジェクタ及びスクリーンの整備を終えた。
 校内LANについてはインターネットに接続した情報系ネットワークと校務用ネットワークを完全に分離。個人情報の流出を防ぐため、校務用ネットワークはインターネットに接続していない。
 サーバの管理運用支援として、情報処理技術者の派遣事業や緊急雇用対策を活用し、県内を7グループに分け、技術者を1人ずつ配置し運用を支援している。
整備の内訳
 ノートパソコン7195台、プリンタ172台、プロジェクタ710台、スクリーン710台(PCとプリンタは特殊教育諸学校を含む)。プロジェクタはA4サイズ、重さ3・2キログラムで据付け式ではなく移動式。学校によっては、平成15年度から始まる新教科「情報」への対応のため、一時的に一括して特別教室に配備し、試行的に運用している学校もある。