教育家庭新聞・教育マルチメディア新聞
委託教育情報共有化促進モデル事業
18都道県25団体を指定
ITの効果的活用法、コンテンツ開発

 文部科学省のe−教員プロジェクトの一環として、教科教育の研究団体などにITを活用した効果的な指導方法や授業で使えるコンテンツの開発などを委嘱する教育情報共有化促進モデル事業で、18都道県25団体の指定がほぼ決定した。

 同事業は、1都道府県・市町村の教育研究団体等の教員の集まる場において、教科のIT研修、研究を恒常的に行う2優れた実践事例、コンテンツ等の教育情報を作成・共有化などを図る、などが目的。
 小・中・高等学校の36教科での研究が意図されているが、今回応募のあった23都道府県50団体の中から指定されたのは小中高等学校25団体。IT活用を踏まえた小学校国語科の年間指導計画の作成、小学校社会で歴史・伝承行事などの地域情報を映像化し各学校に提供、中学校理科の授業で使える科学の不思議に関するコンテンツの開発、中学校技術科ものづくりなどにおけるデジタルコンテンツの開発、高校外国語での英語教育とIT活用のあり方、高校情報科教育ポータルサイトの構築、などを研究する。

 指定団体は、高校理科、同情報、同地理歴史、同外国語、同数学、同商業、同看護、中学校技術・家庭、同社会、同理科、同数学、小学校社会、同国語、同算数などの研究団体。


【2003年8月2日号】