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就職内定率
3年ぶり50%超に
工業高校が最高で70%

 就職内定率は53.1%で、昨年同期の48.1%から5ポイント上昇し、3年ぶりに50%を上回った−−文部科学省は今春高等学校卒業予定者の平成16年10月末現在の就職内定状況をまとめた。

 ピーク時(平成2年)の84.3%とは比較にならない低さだが、久しぶりに50%に回復した。男女別では、男子は57.0%、女子は48.1%で昨年同期比ではそれぞれ5.5ポイント、4.0ポイント上昇した。

 なお、卒業予定者121万1000人のうち、就職希望者は22万6000人、就職内定者は約12万人で、就職希望者のうち内定にいたっていないものは10万6000人となっている。

 就職内定率を学科別に見ると、工業(70.1%)、商業(55.3%)、水産(50.8%)、農業(49.9%)、総合学科(49.8%)、家庭(47.4%)、看護(43.6%)、普通(42.7%)の順。

 また、都道府県別では、愛知県(78.3%)、岐阜県(78.2%)、富山県(75.0%)、三重県(73.4%)、滋賀県(70.0%)が高く、低いのは、沖縄県(16.1%)、北海道(27.2%)、宮城県(35.4%)、青森県(35.5%)、高知県(39.4%)。



【2005年1月1日号】