教育家庭新聞・教育マルチメディア新聞
TOP教育マルチメディアニュース   バックナンバー
学校HP
地域と学校結ぶ 学校HP
静岡大・内田洋行が共同研究
会場には大阪から参加した教員の姿も
会場には大阪から参加した教員の姿も

 情報公開が求められる中、全ての学校でHPを持つことが求められている。しかしHP管理者の負担が問題となっており、ユーザビリティやアクセシビリティの問題も指摘されている。株式会社内田洋行では、堀田龍也氏(研究グループ主査、静岡大学情報学部助教授)らと共に効果的・効率的な学校HP発信について共同研究を実施、3月27日に報告発表が行われた。当日は篠原稔和氏(ソシオメディア株式会社社長)との対談や文部科学省初等中等教育局参事官・中川健朗氏の基調講演「学校における情報公開」も実施され、会場では約80名の学校関係者が熱心に耳を傾けていた。


簡単・効果的な
  運用ツールを

 堀田氏は「学校情報が豊富で、かつアクティビティの高いホームページが求められている。しかし、その作成、運用作業で必要な専門知識や技術といったものは果たして教職員の仕事なのか疑問。学校HP作成更新に関する教職員を支援するシステムが必要」と指摘する。また、、「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」を導入している三木市立教育センターからは、同市内21校のうち19校で1カ月以上更新がなされていなかった学校HPが、CMS導入後、ほぼ毎日更新が2校、月1回以上更新する学校が19校になったと報告された。

 対談の中で篠原氏は「サイトの制作者・発信者は、ユーザーの感覚を失いがち。しかしウェブサイトの世界では、不快で印象の良くないものは記憶に残らない。どの情報を載せるべきか、わかり易さをどう確保するのかが重要だ」と指摘、アクセシビリティのJIS規格化について述べた。

 視覚障害、聴覚障害、運動障害を持つ人や高齢者など多様なユーザーへの配慮が学校HPにも求められており、企画段階からユーザーを意識することが重要だ。しかしそれを教職員に求めるには、無理がある。運営をより簡便にできる仕組みの導入は、効果的・効率的な発信を可能にし、時宜にあったものといえる。

 今回研究対象となった学校向けコンテンツ・マネジメントシステム「OpenSchoolCMS」は、専門知識がなくてもワープロ感覚でページ作成が可能になるツール。セキュリティ対策や、保護者向けページ公開も可能だ。現在三木市立教育センターやノートルダム学院小学校ほかで導入。

[問合せ] 内田洋行教育システム事業部 03−5634−6402



【2005年4月9日号】


新聞購読のご案内