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WRO国際大会

日本で開催

 自律型ロボットのオリンピックともいえる「WRO2008横浜大会」(名誉組織委員長有馬朗人氏/科学技術振興財団会長)が11月1日・2日、日本で開催される。会場は横浜パシフィコ。

 同大会では、小中高生によるロボット競技と、日本発案による教員・指導者による教育シンポジウムも併催。WRO大会で教員向けのシンポジウムは今回が初。「指導者育成」のための布石として実現した。

 6月から各地で予選会や講習会を実施、横浜大会では世界から13000チーム以上が参加する。うち600が日本チームの予定だ。
 これまで、日本チームは4回参加。昨年の大会では、日本チーム(神奈川県磯子工業高校)が初優勝した。「日本チームの技術力は以前から高かったのに、勝てなかった。優勝するためには、あらゆる事態を想定し、現場対応できる力が必要。国際大会では様々なことが起こる。身近な場所で国際大会に参加、国際交流できる貴重な機会を、ぜひ活用していただきたい」(組織委員長・小林氏)。各地での予選会、講習会についての情報は、WRO横浜大会Webで随時更新される。

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 WROは、教育界と産業界の交流の場ともなる。「イチローや松坂が少年野球を教える。野球やサッカーの育成システムは成功している。それを技術界でも応用し、一線で活躍している技術者がもっと教育活動を支援していくべき。学校にとっては、これから何に取り組むべきなのかを知ることができ、産業界にとっては、近い将来自分たちの会社に入ってくる子どもたちがどのような教育を受けているのかを知ることができる」(小林氏)。WROでは、講習会等や広報活動、運営スタッフなどのスポンサーシップを募集中だ。
連絡先=WRO横浜大会事務局TEL050・3385・7831 
http://www.wroj.org

【2008年5月3日号】

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