教育家庭新聞・教育マルチメディア新聞
TOP教育マルチメディアイベント   バックナンバー
“台湾”と様々に“出会う”
日台文化交流スカラシップで
優秀賞に台湾旅行
学校訪問は貴重な体験
学校訪問は貴重な体験
  第2回日台文化交流青少年スカラシップの受賞者19名が、6日間の台湾研修旅行に旅立った。李登輝前総裁を表敬訪問し、力強い言葉に感動したり、台湾の歴史や文化に触れたり、学校訪問や家庭訪問などを通じ、台湾で日本人がどのように考えられているかなどを肌身で感じることのできる、意義深い研修旅行となった。受賞者の研修旅行後の声をご紹介する。

家庭訪問で
  腕前披露

埼玉県立本庄第一高等学校2年
 田畑明日香(絵画部門・優秀賞)

 学校訪問での体験授業で受けた水墨画コースで、書や絵の腕前を披露しました。私が絵を描いているとき「上手だね!」と日本語で言ってくれたのがとてもうれしかったです。私達が描いた作品が今でも台湾の学校に置かれていると思うと、心から笑みがこぼれます。

日台交流から
  東アジア共同体へ

 名古屋大学大学院 修士課程2年
 倉科信吾(作文部門・特別賞)

書書 今回の研修旅行では、蔡焜燦氏や李登輝前総裁など親日派の方々に出会うことで、参加者全員が台湾を好きになったと思う。日台交流は、東アジア共同体の始まりになり得るのではないか。
  書道部門も力作ぞろい


台湾の方の
  「寛大さ」に感服

日本大学東北高等学校3年
 加納総一郎(書道部門・優秀賞)

 今回初めて訪台し、驚いたのは、60歳代以上の人たちが上手に日本語を話せることでした。

 日本は、過去に半世紀に渡り、植民地として台湾を支配していたからです。それにも関わらず台湾の人々は日本人のことを、一言も悪く話さないのです。台湾の方の「心の寛大さ」に本当に感服致しました。

研修旅行は
  これからも続く!

 浦和ルーテル学院高等学校1年
 横山千育(作文部門・優秀賞)

 今の自分は、「素晴らしい台湾を多くの若者に伝え、母国日本について考える」思いでいっぱいだ。

 帰国して2日もたたないうちに、参加メンバーの青木さんが、日台交流のためのサイトを立ち上げた。交流先の台湾の高校生からも、すぐにメールが届いた。

 こうした行動の素早さは、若者の特権。僕たちの研修旅行は、まだ終わっていない。またこのメンバーで台湾に行きたいと思う。


(本文中の学年はH17年3月当時)

【2005年12月3日号】


新聞購読のご案内