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教育実践事例
校内用Webページ・校内だけで使えるメール
の有効性示す
府中西高

各教科で公開授業
  メールで課題・自論送付

 東京都の「ITを活用した教育推進校」である都立府中西高校で、国語、数学、日本史、体育、英語、総合的な学習といった教科で公開授業が行われた。同校には、校内無線LANが構築され、生徒用のノートパソコンも320台整備。その中から、1・2年生の教室に2台のパソコンが常設されている。

 生徒がブラウザを立ち上げると、校内用Webページが開く仕組みで、そこに各教科の教員が作り込んだ教材や有効なリンクページが掲載されている。部活動用の交流・呼びかけ掲示板、生徒のWeb作品もある。また、校内だけでのみ使える電子メールを活用、1・2年生には全員に電子メールアカウントが配布されている。

 教科「情報」は、15年度から1年生に「情報A」を2単位設置。ソフトの基本的な操作からはじめ、プレゼンテーションの方法などを教えている。この日は、「音声のデジタル化」の単元で、サウンドレコーダーを使って、「へぇー」を作った。

 各教科の授業の特徴として言えることは、授業の前後などにメールや校内Webページを活用していることで、教科「情報」では、最初に授業の流れ・要点をメールで送信し生徒に内容を確認させた。また、授業の最後に、自己評価・授業評価メールを生徒に返信させた。

 日本史は、「列強の中国分割」。視聴覚室で生徒は、一人1台ノートパソコンで校内Webページから、教員が作った中国分割に関する教材を開く。関田和行先生がスマートボードで写真やイラストを図示、要所をマーキングし、国際社会の動きについて解説。最後に、開戦論と非戦論を生徒各自に考えさせ、自分の意見をメールで送信させた。

 公開授業は、校内Webページ、校内メールの授業での活用の有効性を全体に示していたようだ。フリーソフトを駆使したドリル教材も使われていた。

 都教委守屋一幸主任指導主事は、「時代の変革期にあり、ITを授業で使うこと自体に意味がある」と指摘した。
 また、西高の英語版ホームページを作っているという3年生の北島くんは、「教科書で英語を習うより、ホームページを英訳しながらの方が楽しい」と。1年生の鈴木くんは、「風邪で授業を休んでも、あとでWebページにアクセスすれば、授業の内容を見られる」とIT活用の有効性を強調した


【2004年12月4日号】