２月１７日、埼玉県戸田市立教育センターと同市立中学校との間で、情報モラルの授業がテレビ会議システムを利用して行われた。同システムは、昨年２月、市内の小中学校等すべての公共施設を光ファイバー網でつないだ「戸田市地域イントラネット」の整備と共に導入された。センターには、新年度から学校の指導計画に同システムを取り入れたいとの声も届いており、今後の積極的な同システムの利活用が期待されている。

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　教科「技術家庭科」の時間にテレビ会議システムを利用して授業を行なったのは、同市立戸田東中学校（２年生）と新曽中学校（１年生）の２校２クラス。教育センター間で、埼玉県教育委員会の「・情報モラル教育・指導資料」を用い、５０分の授業が時間帯を分けて行われた。

　講師は、情報モラル教育に詳しい同市ＩＴ推進担当、榎本好伸氏。大型液晶モニターと発信用のテレビカメラが用意された教育センターから、中学校のパソコン教室内にある液晶モニターとコンピュータ画面へ一斉配信された。また、３月２日には同市立美女木小学校、同月２４日には同市立戸田南小学校でそれぞれ教科「総合的な学習の時間」内に同システムを活用した同様の授業が行われている。

　これまで教員研修や一部の小中学校での利用にとどまっていた同システムだが、今後は学校の指導計画に盛り込んだ利用法も考えられており、双方向性を活かした積極的な利活用が期待される。

【2005年4月9日号】

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