音声データ付きの製品も登場し、ビジネスから官公庁まで幅広く利用が進む電子辞典。語学学習や文書作成など、学校現場も例外ではない。
平成８年の発売以来、販売総数８０万本を超えるパソコン用電子辞典「ロゴヴィスタ電子辞典シリーズ」の開発・販売を手がけるロゴヴィスタ株式会社は６月３０日、新たに７タイトルの販売を開始。利便性だけでなく、文章表現に幅を持たせる充実の国語辞典セットも登場した。

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■[国語]最強の国語辞書6種を一気に検索

■国語辞典に親しみ
　日本語の“深さ”を知る

　パソコンを使った文書作成が主流になった現在、多忙な教職員にとって、校務文書や教材の作成は欠かせない仕事の一つだ。書籍の辞典と電子辞典それぞれ特長はあるが、視線の移動も少なく簡単に複数の辞典を調べられるパソコン用電子辞典は、今後の校務を支えるツールの一つになるだろう。

　ロゴヴィスタ株式会社から発売された「正しい日本語のための厳選国語辞典セット」（以下国語辞典セット）は、著名な６つの辞典（※）が一括検索できる、これまでにない国語辞典セットだ。

（※　広辞苑第五版―図版付き／旺文社全訳古語辞典第三版／改訂新版　漢字源／研究社日本語表現活用辞典／日本語大シソーラス―類語検索大辞典／明鏡国語辞典）

同社独自の検索ソフト
　実装されている検索ソフト「ＬｏｇｏＶｉｓｔａ辞典ブラウザ」は、インストールした複数の辞典をグループ化、各辞典をひとまとめに調べられる（串刺し検索機能）。

　たとえば「国語辞典セット」を活用すると、一つの語句について『広辞苑』で昔ながらの意味、『明鏡国語辞典』で現代的な用例、『日本語大シソーラス』で他の言葉での言い回しを同時に検索、といった活用も可能。『全訳古語辞典第三版』では、音声機能で万葉集などの朗読もでき、言葉の世界の深さ・面白さを生徒に気付かせる契機にもなりそうだ。

　また、コピー・アンド・ペーストで検索欄に語句の入力ができるため、文書作成に追われる教職員にとっては手軽な辞書引きができ、実用的で一味違った文書作成が実現する。

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■アプリケーションとの連携も

　日常的に使うアプリケーションに同ソフトのツールバーを組み込めば、手元の切り替えも必要なく、作業中に気になった語句を瞬時に調べることも可能になる。ワードや一太郎などの文書作成ソフトやＷｅｂブラウザの利用時に重宝な機能だ。

　またユーザ登録を行うと、ブラウザを常に最新版にバージョンアップできる「オンラインアップデート機能」も搭載されている。

パソコン初心者にも優しい「ＬＶナビ」
　さらにパソコン操作に不慣れな人でも簡単に目的別で辞書を活用できるよう、利用法を案内する「ＬＶナビ」も実装。

　『ワンポイント』には、複数の辞典を一度に検索したり、他のアプリケーションへ辞典機能を組み込む方法など、便利な機能の特長がわかりやすくまとめてある。また『サポート情報』には、よくある質問に対応する「サポートＱ＆Ａ」や、サポートセンターへの問合せ専用フォーム「サポート問い合わせフォーム」もあり、初心者にも心強い。

　このほか、同時に発売された６タイトルは「明鏡国語辞典」「旺文社全訳古語辞典第三版」「プチ・ロワイヤル仏和（第３版）・和仏（第２版）辞典」「法研ＥＢＭ正しい治療がわかる本」「南山堂　医学英和大辞典第１２版」「有斐閣法律用語辞典第３版」。

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■[英語]目と耳で発音を調べる

■「用例」「発音」「振り返り」
　英語の一斉授業に幅

　合計４７タイトルが発売されているロゴヴィスタ電子辞典シリーズで、その特長を最大限に発揮する辞典の一つが昨年７月に発売された「ジーニアス英和（第３版）・和英（第２版）辞典」（収録語句･･英和９万５０００、和英８万２０００）だ。

　同辞典ならではの充実した語法解説に加え、クリック一つで用例を閲覧でき、１５段階の拡大・縮小表示や、後で見直したい語句を「しおり」機能で簡単に参照できる。「ＬｏｇｏＶｉｓｔａ辞典ブラウザ」を生かして、プロジェクターや電子情報ボードを用いた英語の一斉授業でも効率的な活用が期待できそうだ。もちろん見出し語（１万４０００語）は音声機能でフォロー、目と耳で語句の発音の確認も行なえる。（税込価格　９２４０円）

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同シリーズにある英語タイトル
　「ジーニアス英和大辞典」（同　１万６８００円）／「研究社　新英和（第７版）・和英（第５版）中辞典―音声付き」（同　７１４０円）／「ロイヤル英文法改訂新版」（同　２５２０円）

【2006年7月8日号】

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