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使える「ネイティブ力」つける
シリコンスタジオ
SpeaKESL事業部マネージャー 加藤 二美子さん

-英語教材作成ツール-
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シリコンスタジオ
SpeaKESL事業部マネージャー
加藤 二美子さん
 海外留学や語学学校に通って第二母国語としての英語(ESL=English as a Second Language)を学ぶ人も少なくない。シリコンスタジオ株式会社の「SpeaK」は、インストラクターを必要とせずに口語英語を練習できるツールだ。

 例えば時事ニュースをWEBからコピーし、SpeaKで開く。あるいは、自分の書いた英語データをSpeaKで開く。すると、音声合成技術により「極めて自然なアメリカンイングリッシュ」で、今取り込んだニュースや論文データが流暢に「読み上げられる」  それがSpeaKだ。音声合成機能を活用した発音でありながら、ネイティブの折り紙つきのナチュラルな英語となる点が大きな特長だ。

 「SpeaKは、自分の最も興味ある、あるいは学ばねばならないテキストを流暢な英語に即変換ことができます。聞くだけではなく、繰り返して発音すると、どの部分がネイティブにとって通じない発音なのか色付で表示され、どの発音の部分がマスターできていないのかが一目で分かります」。

 例えば英語で発表しなければならない論文をSpeaKで取り込み、発音練習を行う。あるいは、英語弁論大会の原稿をSpeaKで取り込み、練習を行えば、これまでのように「英語の弁論大会に行ったが、意味の分かる英語を話しているひとはほとんどいなかった」とネイティブに揶揄されることは少なくなるだろう。

 発音される文章を区切る場所は、「単語○語ごと」と自分で設定することができ、英語のスピード調整もできるので、ゆっくり始めたいビギナーも、スピードに慣れたい上級者にも対応できる。取り込むテキストによって、幼児やビギナーから英語でプレゼンする必要のある社会人まで、様々な活用方法が可能だ。

 また、単語にポインタを合わせることで、その意味がポップアップされる辞書機能も搭載している。

 SpeaKの元々の開発者はフランス人の研究者。

 両親がアメリカ人ではない子どもらにも標準的なアメリカ英語を話せるように、との目的で開発されたものだ。そのため、音声合成機能を使いながらも、まるでネイティブが話しているようなスタンダードで自然な英語になるよう最大限の配慮がなされている。

 「英語を学びTOIECや英検で高得点をとっても通じる英語を話すことができない日本人にとって、役立つ学習教材を提供したいと考えています。毎日継続していけば、確実にその英語力はアップするはず」。

 本当に使える「ネイティブ力」をつけることが、SpeaK発売の目的だ。

 また、サイトにログインすることで、個人の学習進度や成績管理を行うことも可能。現在はまだ試行錯誤の段階で、「様々な使い方が考えられるので、多くの先生や研究者に興味を持ってもらい、様々な事例を作っていきたい」という。
(聞き手 西田理乃)

【2006年4月8日号】


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