平成11年度学校給食食中毒は10件発生
文部省報告
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昨年度の学校給食における食中毒発生件数が文部省から発表され、食中毒発生要因や調理上の問題点などをまとめた「学校給食における衛生管理の改善に関する調査研究報告」が出された。食中毒の発生件数は全国で10件であり平成10年度と比べると3件増加したものの、有症者数は1698人と平成元年度以降最少であることがわかった。
食中毒の原因菌別に見ると、ヒスタミン、サルモネラ(SE)、カンピロバクター、ウェルシュ菌がそれぞれ1件ずつ発生しており、残り6件は小型球形ウイルス(SRSV)であった。今年増加したこのSRSVは6件中5件が11月以降に続けて発生しており、いずれも汚染経路や感染源が特定されておらず、患者の便からSRSVが検出されたことや発症者の推移から判断して、原因食品が共通食である学校給食ではないかと推定されている。
サルモネラによる1件の食中毒は、平成9年度に発生した食中毒と同様、卵の攪拌をミキサーで行った後の洗浄と消毒が不徹底であったことが原因とされている。またカンピロバクターによる食中毒も2次汚染防止等の対策が徹底されていなかったために起きたもので、同報告書では学校給食関係者が衛生管理の意識をもつ必要性を痛感しており、今年度の課題として、引き続き衛生管理の徹底を図る必要があるとまとめている。
(教育家庭新聞2000年6月10日号)
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