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             出会い系サイトが性非行の温床に 
                        警視庁らがシンポで警告  
                 
               内山絢子氏 
               
              内山絢子・目白大学教授は「性犯罪非行の罪についての認識、教育が非常に不足している」と言う。少年・少女に対する規範意識調査(97年)では、「怠学」や「家出」、「深夜徘徊」などの不良行為を「してもかわなわい」と答えた少年・少女の割合は4割程度と高いのに対して、「援助交際」は1割超と許容意識はそれほど高くない。しかし、10代の人工中絶件数は増加の一途。安直に中絶している傾向が見られる。 
               援助交際をしても「しかたがない」と思う理由の割合調査では、「授業料」や「カラオケ」が高い。また、「お金をもらってしてもよい」ことを聞くと、「制服を売る」「下着を売る」が上位に顔を出す。 
               内山氏は96年、国際会議に出席した経験やベルギーで2人の女の子が性的被害の後殺害された時に何万人もの人が警察庁に押しかけて犯人検挙を訴えた事例などを挙げながら、「日本は援助交際を罪とする意識が非常に低い」と指摘した。 
            (2002年12月7日号より) 
                
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