【市町村教育長】教育の情報化を推進しています

子どもたちの希望と未来のために―埼玉県・さいたま市教育委員会教育長 桐淵 博

  21世紀にふさわしい学びと学校を創造し、「ゆめをもち、未来を切り拓く、さいたま市の子ども」をはぐくむために、本市では教育の情報化を推進しています。

  現在、すべての普通教室で校内LANを利用できる環境を整え、ICTを効果的に活用した「分かる授業・魅力ある授業」の一層の充実に努めています。

  また、教職員に1人1台配備している校務用コンピュータは、作成した教材・資料の共有や蓄積など、各学校で大いに活用され、教育の質の向上が図られています。

  東日本大震災を踏まえ、昨年度、運用を開始した「さいたま市学校安心メール」は、現在、登録者数が10万件を超え、子どもたちの安全を守る情報手段として確実に定着してきました。

  各学校からの緊急情報等の配信に加え、大規模災害発生時には、教育委員会から直接、情報を配信します。

  さらに、各学校が子どもたちの安否を確認できるシステムとしました。

  児童生徒に向けては、情報手段を賢く使うための判断力や心構えの育成をねらいとして、情報モラル教育の充実を図っています。

  その柱の一つとして、今年度から県警とも連携して、市立全小・中・特別支援学校で「携帯・インターネット安全教室」を実施しています。

  今後も、これまでの取り組みの成果と課題を踏まえ、未来を見据えた教育の情報化を目指して参ります。

 


すべての教室に電子黒板を導入―滋賀県・草津市教育委員会教育長 三木 逸郎

 「教育改革の歩みは弛めない」

 「現状維持は、百歩後退と心得よ」

  を胸に、草津市では、平成22年度から『子どもが輝く学力向上プログラム』を作成し、教育の充実に取り組んできました。

  市内すべての小中学校での校内LAN整備と、すべての学級への電子黒板の導入はその一環であり、そのことによって、児童生徒が楽しく主体的に取り組む授業改善も進んできています。

  現時点では、次の2点が効果として挙げられます。

  1点目は、子どもが考えたり表現したりするための、また、教師が「わかる授業」を行うための有効なツールとして、ICTが定着してきたことです。

  ICTの活用が身近なこととなり、教室は電子黒板等を使って教師に教わるだけでなく仲間と学び合える空間となりました。

  2点目は、ICT化が、教室と学習フィールドをリアルタイムに結ぶ新しい教育環境を生み出していることです。JAXAとの遠隔授業により、子どもたちの宇宙へのあこがれや興味を創り出すといった、新しい試みも次々と生み出されています。

  今後も、質の高い教育環境を整備し、さらなる教育改革に資するよう、学校における情報化の推進に取り組んでいきたいと考えています。

 


未来へつなぐ教育を目指して―兵庫県・姫路市教育委員会教育長 中杉 隆夫

 築城から400年以上の歳月を経た世界文化遺産・国宝姫路城は、今、大天守の保存修理を行っています。これは伝統建築物を未来へ繋ぐという、今を生きる私たちが未来に対し責任を持つ取り組みであります。

  教育の世界においても、次代を担う子どもたちに「生きる力」の育成、とりわけ、知の側面としての確かな学力を身につけさせる施策展開が求められており、情報化への対応は、未来へ繋ぐ重要な取り組みと考えています。

  さて、本市では平成20年に策定した教育改革構想「魅力ある姫路の教育創造プログラム」の3年目の検証・改訂を終えました。その中で、教育の情報化を、本プログラムの主要事業に位置付け、ICT活用による「確かな学び」・情報教育の体系化による「情報活用能力の育成」・校務の効率化による「教育の質の向上」を目指しています。

  このため、本年度は、校務系ネットワークの耐障害性とセキュリティの向上を図るとともに、児童生徒の名簿管理や成績処理などを行う校務支援システム導入など、平成26年度から全小中学校での一斉利用に向けた取り組みを開始いたしました。

  情報技術の急激な進展は、教室に居ながらにして、宇宙から送られてくる地球の映像を眺めることができるようになりました。そこで、教育の情報化を通して、今後とも、グローバル化し、目まぐるしく変化する時代に対応できる人材の育成に向け、ICTを活用した質の高い教育環境の創造を推進してまいります。

 

【2013年1月1日】