【拡がるタブレット端末活用の試み】愛知県・豊橋市立牛川小学校

ユネスコキッズで世界遺産学ぶ
タブレット端末活用 ドコモが授業を支援

愛知県・豊橋市立牛川小学校

タブレット端末を使って発表をする子どもたち

 10月17日、豊橋市立牛川小学校(愛知県)で「ICTを活用した授業づくり、学校づくり」を主題とした公開授業が行われた。

  全学年で公開された授業のうち、4学年でタブレット端末を活用して図工や音楽など様々な科目で授業が行われた。

  4年生の授業では、「ぼくらの牛川環境調査隊」というテーマで、身近な自然を守るための活動に注目。タブレット端末を自宅に持ち帰り、子どもたちの家で行っているエコ活動をそれぞれ写真や動画で撮影してきてクラスで発表しあう内容だ。

  4年生では今年度、「世界自然遺産」をテーマにした総合の授業を続けている。公開授業の最後には、世界自然遺産「知床」での自然保護活動の動画を見ながら、「みんなで協力して、自然を守り続けていくことの大切さ」を、身近な自然を守る活動と照らしあわせて学んだ。同校では「自ら考え、他者とかかわりあいながら、考えを深める子の育成」を目標とし、今後もタブレット端末を様々な形で継続して活用していく考えだ。

  この実践は、(株)NTTドコモが協賛する「小学生のための世界自然遺産プロジェクト『ユネスコキッズ』」の一環。本プロジェクトは、子どもたちに「世界自然遺産」を通じて自然に関心を持ち、好きになってもらうことで、自然を保護する気持ちを醸成することが目的。

  同社が小学校でタブレット端末を活用する学習プログラムの支援は、同校が初めて。今後も学習プログラムを支援、子どもたちのリテラシーの向上につながる取り組みを行うとともに、「ユネスコキッズ」を通じて、将来の日本を担う人材の育成に貢献していきたいとしている。

■ユネスコキッズ=http://www.unesco-kids.com/pc/

【2013年12月2日】

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