日本IMS協会を設立

教育におけるビッグデータ 学習支援共有を実現する

日本IMS協会
左よりはが(はがは土へんに並)弘明デジタル・ナレッジ代表取締役、岸田徹ネットラーニングホールディングスCEO、白井克彦放送大学学園理事長、大久保昇内田洋行代表取締役社長、下川和男日本電子出版協会副会長

6月3日、一社「日本IMS協会」(白井克彦会長)の設立と「IMS Japan賞」の創設が東京NEE会場(関連4・5面)で発表された。本協会設立により、全世界から学習支援におけるテクノロジーの活用について最も強力で影響力のあったものを選出する国際コミュニティ「IMS」(IMS Global Learning Consortium)の活動を日本及びアジアで促進する。事務局長を務める山田恒夫教授(放送大学)は「ソフトウェア、コンテンツ、データを共有・再利用しやすくするための国際標準化を進め、グローバルで闘うための環境づくりを目指す」と説明。協会設立メンバーは以下。▽内田洋行 ▽デジタル・ナレッジ ▽(一社)日本電子出版協会 ▽ネットラーニングホールディングス ▽法政大学情報メディア教育研究センター▽放送大学

IMS Japan賞も

「IMS Japan賞」も創設。国際標準に則った製品やサービスを提供したベンダー、それを導入・革新的な実践を行った教育・訓練機関を日本e―Learning Awardにおいて表彰。優秀賞にはIMSが主催するLIA(Learning Impact Award)の最終審査出場権を、さらに1位には渡航費補助として賞金20万円が授与される予定。「IMS Japan賞」は、LIAの日本地区予選としての位置付けだ。これにより日本からのLIA参加を推進。海外利用を視野に入れたグローバル標準に則った製品・サービスの開発が期待されている。予選免除になる団体は、韓国、オーストラリア、英国に続き日本は4か国目。今後、IMSの技術標準に関するワークショップや研究会、ICT活用教育に関する講演会の開催、国内の意見を集約してIMSに届ける部会の設置などを予定。

現在、日本IMS協会では会員を募集中。

【2016年7月4日】

 

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