学歴から学習履歴へ デジタルバッジでスキルを証明

様々な学習ツールをLMS上で活用できる規格「IMS技術標準」は、今後の初等中等教育の学習プラットフォームの在り方にも影響を与えるものだ。「IMS技術標準」を採用することで、学習管理システムや校務システム、試験システムなど各種教育情報システム間の相互運用性を高めることができる。既に海外で一般化しつつあり、日本でも大学等で活用が始まっている。9月9~11日、一般社団法人日本IMS協会(白井克彦理事長・早稲田大学名誉顧問)は「学びのDX」を実現する国際技術標準をテーマに、オンラインで「IMSJapanカンファレンス2021」を開催した。日本IMS協会は、世界の教育デジタルエコシステム作りを牽引する団体IMS―GLCの活動に参加し、国内における教育のためのIT技術標準の開発・普及促進を行っている。白井理事長は、「ここ1、2年で急速にオンライン教育が始まっている。オンライン教育普及のためには、標準化がキーになる」と語る。