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道徳の時間「楽しい」
5年前に比べ約10ポイント増

 道徳の時間の授業時数は、全国平均で小学校35・3単位時間、中学校33・6単位時間。5年前より増加しているが、一部に標準授業時数を下回る学級もあった−−文部科学省は全小・中学校を対象とした「道徳教育推進状況調査」をまとめた。

 道徳の時間を「楽しい・ためになる」と感じる児童生徒が「ほぼ全員」、「3分の2くらい」と回答している学校が増加。特に中学2,3年では、3割前後から4割前後へと、5年間で約10ポイント増えた。

 指導体制は、小学校では6割超、中学校では8割の学校で「他の教師等との協力的な指導」を実施。使用している教材は、読み物資料(副読本)や「心のノート」がよく用いられている。映像コンテンツ(テレビ放送)も6割を超える学校で使用。中学校では新聞記事も約7割の学校で使われている。

 道徳教育は約8割の学校で実施されているが、年1回実施の学校と複数回の学校と半々である。

 体験活動も積極的に行われ、家庭や地域社会との連携も小学校では9割近く、中学校では約8割の学校で実施されている。



【2004年12月4日号】