200団体・個人に文部科学大臣表彰―全国学校保健研究大会 熊本市で開催

 11月8日、9日、熊本県熊本市で「第62回 全国学校保健研究大会」が開催され、「生涯を通じて、心豊かにたくましく生きる力を育む健康教育の推進‐健康的かつ安全な生活を送るため主体的に行動できる子どもの育成‐」を主題に、全体会及び課題別研究協議会が行われた(主催/文部科学省、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、(公財)日本学校保健会、(公財)熊本県学校保健会)。

全国学校保健研究大会

開会式の様子

  1日目は、開会式に続き学校保健・学校安全の功労者に対して文部科学大臣表彰が行われ、学校保健に関しては学校医54名、学校歯科医42名、学校薬剤師18名、校長3名、養護教諭10名、学校20校が表彰された。

  また、学校安全に関しては、個人1名、学校17校、学校安全ボランティア35団体に表彰状が贈られた。

  引き続き行われた記念講演では、大学で睡眠の仕組みを研究する熊本大学発生医学研究所の粂和彦准教授が「睡眠と生活リズム指導の落とし穴〜個人差に基づく教育の重要性について〜」説明。

  まずは体内時計を調整することの大切さ、睡眠には個人差があることなどを紹介。「正しい知識を得て、その子にとっての朝の時間に日光を当てることが大切。まずは身体面に集中し、精神面の改善を目指すことが重要」とまとめた。

  講演の資料はウェブ(http://www.k-net.org/)に掲載されている。

【2012年12月17日号】

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