第41回学校栄養職員大会特集

独自の教材で授業に広がり
島根・出雲学校給食センター

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島根県出雲市立学校給食センターは、昨年7月からホームページを開設。市内の小学校で行った食の指導の実践内容や朝食指導、国際交流バイキングの様子などをデジタルカメラで撮影した画像とともに掲載している。
 同市では「おろちネットワーク」という名で学校と市のネットワーク作りが行われているが、その一端に給食センターも入り、子どもたちと交流を行っている。給食に関する質問がセンターに寄せられると、調理員がそれに回答するなど、栄養士だけでなくセンターの職員全員がパソコンを使用しているとのこと。
 ホームページ開設にあたっては、子どもだけでなく親へも給食や食に関する指導の実践について情報を提供し、食への認識を新たにしてもらいたいという思いがあるとのこと。その月の献立についてや、料理のレシピなども掲載している。今後は調理場の衛生管理についても、実践や課題等についてホームページ上に載せていきたいと、同センター学校栄養職員である中野志女子さんは話す。
同センターは3人の学校栄養職員が在籍しており、市内20校分の給食を提供している大型調理場。食の指導については、20校全てに年2回ずつ出向き、授業を行っているという。
 子どもたちから寄せられるメールには、学校給食に関することだけでなく、食に関する様々な質問が送られてくるという。「最近は中学生から携帯電話によるメールも送られてきます。ダイエットに関することなど、なかなか人に相談できない個人的なことも増えてきていますね」と中野さんは話してくれた。
 http://tish.miracle.ne.jp/
(教育家庭新聞2000年7月15日号)