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スクールニューディール構想(ICT編)
 教育委員会の「誤解」「誤認」も明らかに

校種・規模でニーズに違い
  最新情報を知らない教育委員会も


 ▼現時点では各教室1台を考えているが、配線によっては1/2の数でもよいのでは(智頭町)▼当教育委員会として、「デジタルテレビ」は小中学校全教室に配置する必要があるが、50インチ以上が補助対象となっているため、大きすぎて教室に配置できない。折角のいい制度が有効に使えないのが残念である。現在「電子黒板機能付デジタルテレビ」は考えていないが教職員へ配置のPC導入は考えている。「デジタルテレビ」については、現在のアナログテレビを交換する(飯館村)

▼補助してもらえるのは嬉しいが、事務に関して忙しすぎる。50インチは教室には大きすぎるという意見もある。全教室にはいらないので、各階に1台あればいいという意見もある。町執行部、学校長と相談し、子ども達の教育にベストとなるよう考えていきたい(日高町)

▼デジタルテレビを職員室及び視聴覚教室等に、各校3台程度設置予定。本市のテレビ使用状況を見ると、放送された番組を生で視聴する事は極めて少なく、録画した後に児童生徒に視聴させることがほとんど。その事から全教室にデジタルテレビを配置しなければならない状況にはないと考える。電子黒板機能付デジタルテレビについては、新学習指導要領、とりわけ小学校外国語活動の導入に伴い、設置されることが望まれる機器。しかし1つの学級で毎日使用するほどの頻度はないと考えられることから、多くの教室に移動させて使える機器の方が便利であると思われる(N市)

▼全教室に「デジタルテレビ」あるいは「電子黒板機能付デジタルテレビ」を整備することが望ましいが、厳しい財政状況の下で可能な限りの整備を検討中。デジタルチューナーや他の整備手法も可能にするなど、整備内容がより幅広いものであれば良い(名古屋市)

▼デジタルテレビについては、今回の補正予算対応はしないが、電子黒板機能付デジタルテレビについては検討中(N町)▼学校内のテレビの使用状況を見ると、テレビ番組放映時間に授業で直接見る事は非常に少ない。テレビ受信機としての利用よりも、PCやDVD等のモニターとしての利用が今後増す。普通教室=天井吊りの42型液晶テレビ、接続ボックス 特別教室=移動式のモニター(電子黒板等)か普通教室と同様の設置が理想(T市)

▼当町では、全学校施設にケーブルテレビの配線がされており、昨年来の国の補助事業ではアンテナ配線の伴わない場合は対象とならないため、テレビの更新が財政的に困難な状況になっていた所で、今回の補正が示された。大きな期待を寄せているものの、先般ブロック説明会なるものが開催されたが、参加することができず、まだ充分な内容が把握できていない。デジタルテレビについては、各施設に現在あるテレビの買い替えが基本。各普通教室と一部の特別教室には配置したい。ただ、全てを50インチ以上のテレビにするかは、検討中。補助なしで小型にするか、補助を利用するか、小型も補助があれば良い。教室の前面は、黒板と行事黒板や掲示板があり、大型のテレビでは固定が難しい。可動式では移動時に倒す危険があり、また収納場所もない(T町)

▼電子黒板については、いわゆる供給するメーカーが限られてしまう一体型に限定しているが、他にユニット型、ボード型等もあるので、各学校の実情に応じて、様々なタイプの電子黒板が整備できる制度であってほしい。デジタルテレビの整備条件は、教室環境を考慮して、サイズは各現場の判断で整備できるようにしてほしい。学校に1台の整備なら、高額なタイプではなく、移動しやすいものが良い。(S県)

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