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授業再開困難校でサテライト授業も【福島県】

在籍生徒の56.5%が希望

 福島県教育委員会では、被害の大きかった県立高等学校8校に通う生徒が現在の在籍校と同様の学習ができるよう、サテライト方式の授業を行うことで学習機会を確保する。

  サテライト授業実施校は、3月31日時点で「当面休校継続」とされていた双葉、浪江(津島校含む)、富岡、双葉翔陽、原町、相馬農業、小高商業、小高工業の各高校。同校に通う生徒は、県内5地区のサテライト協力校40校において授業を受けることができ、転校することなく現在の高校で卒業することができる。

  なお、サテライト方式は、原則として、希望する生徒数が1つの地区において1学年10名以上になれば開設することとした。

  また、県内外に避難している生徒でサテライト協力校への通学が困難な場合は、一定期間、通信による教育も受けることができる。

 転校も可能。元の学校が通学可能となり戻りたい場合は、再度転校することも可能としている。

  サテライト校参加希望者は、4月19日時点で1836人。8校在籍者の56・5%が希望している。サテライトによる授業開始は5月9日(月)からの週を予定。

【2011年5月9日号】


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