市町村教育長 年頭のあいさつ

学校教育の情報化を推進しています―京都府・京都市教育委員会教育長 生田 義久

京都における教育の情報化

 

京都府・京都市教育委員会教育長 生田 義久 明治2年、明治維新の東京遷都による危機の中、京都の町衆は「まちづくりは人づくりから」「子供さえしっかり育てれば京都の未来は明るい」と考え、竈(かまど)のある家はすべて「竈金」と呼ばれるお金を出し合い、日本初の64の地域制小学校を創設しました。この「竈金の精神」は、「地域の子供は地域で育てる」伝統として、京都の町に現在も息づいています。
 本市では昭和44年に全国に先駆けてコンピュータ教育センターを設置して以来、情報教育の推進に積極的に取り組み、平成16年度から全普通教室へのLAN整備及びPC・教材提示装置やデジタルテレビ・電子黒板等の配備を進め、ICTを活用した授業の向上を目指す「情報教育スタンダード」を策定するなどソフト・ハード両面の充実に取り組んできました。また、「財務会計」等の事務分野をはじめ、教員の多忙化解消のための「学校HP作成支援システム」や通知表・指導要録等を作成する機能を持つ「校務支援システム」を本年度から本格稼働する等、教員が子供と向き合う時間を確保するための取り組みを展開しています。
 「情報(情けを報せる)」は「人と人」「心と心」をつなぐものでなければなりません。今後とも、タブレットPC等、次世代のICT機器を使用した効果的な指導方法等、教員のスキルアップや子どもたちが情報活用の実践力を養い、正しい判断やモラルを身につけ、高度な情報社会を生きる力を育む情報教育の取り組みを進めて参ります。

 

【2015年1月1日】

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