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事件・事故の発生状況調査~部活では柔道、野球、ラグビーが上位に (2015年05月25日)

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国立大学法人 大阪教育大学は、平成17年度~25年度に学校園の設置者に向け、(独)日本スポーツ振興センターが死亡見舞金及び障害見舞金の災害共済給付を行った事件・事故災害832件を調査対象とした「学校事故対応に関する実態調査票(1次調査)を実施。その結果を公表しました。

事件・事故の発生状況について記述された内容を発生場面別に分類した結果、部活動、授業中、休憩時間中に発生した事件・事故災害が多く、遊びや運動を伴う事例が全体の約6割を占めました。このうち授業中の事例では、121件中94件が体育(保健体育)の授業中。また部活動では、日常的な活動が189件中119件でした。

被災した児童生徒の学年を3学年ごとに区分し、幼稚園、小学校低学年、小学校高学年、中学校、高等学校(高等専門学校1-3年含む)、高等専門学校4-5年に分けて集計すると、小学校では授業中および休憩時間中が主たる事件・事故発生現場でしたが、中学校および高等学校では部活動中によるものが多くなっています。また、高校では部活動中の事故が一番多く、通学中の事故も他の学年群に比べて多くなる傾向に。

部活動中における事件・事故災害について、部活動種目別に集計した結果、柔道、野球、ラグビーが上位を占めました。

続いて、部活動以外の場面でスポーツを実施していて被災した事例について、行っていた種目を細分化して集計した結果、短距離・長距離を含む陸上が最多に。次いで、水泳、バスケットボールの順となりました。

死亡事例について「事件・事故災害の分類」をみると、突然死が約半数を占め、次いで、負傷、溺水の順に。また、障害の主たる原因は負傷となっています。

これからの季節は運動する機会も増えますし、怪我や事故により一層の注意が必要ですね。

「学校事故対応に関する調査研究」調査報告書

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投稿者 kksblog : 2015年05月25日 15:30


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