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小学生は「ゾロリ」、中高生は「メディア化作品」 「朝の読書」で人気の本 (2015年05月13日)

books_150513.jpg多くの小中学校、高等学校で行われている『朝の読書』、毎朝始業前の10分間、子どもだけでなく教員も一斉に、自分の選んだ好きな本を各クラスで読む、本当に読むだけで感想文や記録も必要ない、というとても簡単な教育実践です。

この『朝の読書』を勧める活動を行っている朝の読書推進協議会では、毎年子どもたちに人気の本を調査しています。このほど、平成26年度の調査結果がまとまり、公表されました。

調査結果によると、小学生の好きな本には毎年上位に入るロングセラーの「かいけつゾロリ」と、25年度に引き続き「科学漫画サバイバル」「学研まんが新ひみつシリーズ」などの学習まんがシリーズが上位にランクインしています。また今回は「ディズニーアニメ小説版」がランクインし、この中でも特に「アナと雪の女王」が多く選ばれています。昨年社会現象を巻き起こした映画の影響が、朝の読書にも現れているのが分かります。

中学・高校ではその年のベストセラーやメディア化作品など、世間で話題になった作品やライトノベルが支持される傾向が見られます。メディア化とは逆に、「君に届け」「黒子のバスケ」など人気コミックをノベライズした作品も見られ、特に中学生に人気があるようです。

上位に入った中には、昨年の本屋大賞で注目を集めた和田竜氏の「村上海賊の娘」や映画化され話題になった百田尚樹氏の「永遠の0」がありました。
東野圭吾氏や東川篤哉氏といった人気作家のシリーズ作品も中高共通して読まれており、中でも有川浩氏の作品は高校のランキングで3タイトルもありました。

「好きな本を読んでいい」と言われでも、これまで本に触れる習慣が無かった子には選ぶのが難しいかもしれません。この人気ランキングから、まずは人気の本を読んでみようというきっかけができそうです。中にはシリーズ作品も多数あるので、次を読んでみたい、と読書習慣に弾みがつくかもしれませんね。

平成26年度『朝の読書』の人気本調査結果発表|株式会社トーハン

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投稿者 kksblog : 2015年05月13日 10:59


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