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学習支援におけるボランティアの参加促進~文部科学省 (2016年06月17日)

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文部科学省および厚生労働省では、経済的な経済的な理由や家庭の事情等により学習支援が必要な子どもを支援するための学生や地域住民のボランティアの参加を求めています。

近年注目されている 子どもの貧困対策については、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」及び「子供の貧困対策に関する大綱」に基づき、総合的に取組を推進することとしています。そのうち教育の支援については、家庭の経済状況にかかわらず、学ぶ意欲と能力のある全ての子供に質の高い教育を提供し、貧困の連鎖を断つことを目指し、国では各種施策を実施しています。特に、学習支援については、児童生徒の学習習慣の定着や学力の向上に資するとともに、学生ボランティアや地域住民等との交流を通じて、児童生徒の学ぶ意欲の向上につながることも期待されています。

文部科学省においては、平成27年度から新たに、経済的な理由や家庭の事情により学習が遅れがちな中学生等全ての子どもたちを対象に、学生ボランティアや地域住民等の協力による学校と連携した原則無料の学習支援を実施するとともに、厚生労働省においても、ひとり親家庭の子ども向けの学習支援事業や、生活困窮世帯等の子どもを対象に、学習支援や居場所の提供、保護者への養育支援等を行う「生活困窮世帯等の子どもに対する学習支援事業」を実施するなど、国において、対象者やその要望に応じた学習支援を実施しています。さらに、国の支援する取組のほかに、地方公共団体や地域のNPO等が独自に取組を行っている場合もあります。学生ボランティアが学習支援活動へ参加することにより、活動の充実・強化が図られるとともに、特教育職を目指す学生にとっては、将来の職業に役立つ経験にもなりうることから、学習支援活動への学生ボランティアの積極的な参加を求めています。

「子供の未来応援国民運動ホームページ」では、子どもの貧困に関する取組に関し、支援活動を行う団体等(NPO等)と支援活動をサポートする民間企業等が連携し、助け合えるきっかけをつくるため、支援団体等が抱えている支援ニーズに関する情報と民間企業等の有する支援リソースに関する情報の双方を掲載し、双方向で情報を提供・収集できるマッチング機能を有しています。学生や地域により組織されるボランティアサークル・グループの登録およびボランティア活動を行う個人も登録可能なので、活用が期待されます。また、「地域未来塾」やひとり親家庭の子ども向けの学習支援事業、「生活困窮世帯等の子どもに対する学習支援事業」等、各地域で実施されている学習支援活動についても、地域のボランティアサークル・グループや学生ボランティアの参加が期待されています。

経済的な理由や家庭の事情により、家庭での学習が困難であったり、学習習慣が十分に身についていない中学生・高校生等への地域や学生の連携・協働による学習支援の実施により、学習習慣の確立と基礎学力の定着が達成できるといいですね。


学習支援における学生ボランティアの参加促進について | 文部科学省
学習支援におけるボランティアの参加促進について | 文部科学省



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投稿者 kksblog : 2016年06月17日 18:19


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