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夏休み中の事故・前の年より増加 はしか流行も影響 (2007年09月25日)

東京都教育庁は、平成19年度の夏休み中の事故について、発生件数、事故にあった児童生徒の人数をとりまとめて発表しました。この結果の一覧は、東京都教育委員会のサイトで見ることができます。

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事故の総数は23件60人で、前年の18年度と比べると、1件5人増えました。事故については、学校プールの事故、部活動中の事故、臨海・林間学校の事故、交通事故、水の事故、その他の事故の6項目に分けられています。

このうち件数が多かったのは「部活動中の事故」、人数が多かったのは「その他の事故」でした。「その他の事故」には今年流行したはしかも含まれ、はしかにかかった人は2人いました。width="400" height="250" />

学校別にみると、高等学校で件数、人数共に多く、これは前年と同じ傾向です。しかし前年と比べて増加したのは中学校で、特に部活動中の事故は、前年は0件だったのが19年度は3件、人数は4人でした。うち1人は亡くなっています。この発表の内容は項目ごとの数値のみで、具体的にどのような事故だったかは分かりません。ですが死亡事故があったということを受けて、部活動中の部員の健康管理や、事故防止対策を再度見直してもらいたいものです。

盲・ろう・養護学校でも事故が増加しています。前年は1件でしたが、4件に増加しました。学校プールでの事故が1件、部活動中の事故が3件と、いずれも学校に関わる活動中での事故です。

「事故なく、楽しい夏休みを過ごし、元気に2学期に登校しましょう」1学期の終わりに、かならず聞く言葉です。みんなそうありたい、と思いつつ、例年のことなので軽く聞き流してしまっているかもしれません。大人達が事故防止に気を配るだけでなく、子ども達自身でも考えられるようにするべきではないでしょうか。具体的な事故の例を挙げて、どうすれば事故は防げるか、危険だと思ったらどうするか、ということを考えさせる、夏休みはその好機ともいえそうです。

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投稿者 kksblog : 2007年09月25日 05:30


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