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3年生の睡眠時間は6年生時の体型に影響する (2007年11月12日)

睡眠時間が短い子どもは肥満になりやすい傾向にある、という研究結果が、CNNのニュースサイトで発表されました。

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by Matka wariatka


これはアメリカのミシガン大学で、ジュリー・ルメング博士らによって行われたものです。3年生時と6年生時の睡眠時間や体重、身長などの記録が残っている全米10都市の子どもたち785人について、記録を調査したところ、3年生の時点で睡眠時間を10〜12時間とっていた子どもたちのうち、6年生で肥満になったのは12%でしたが、睡眠時間が9時間以下の子どもたちは、22%が6年生で肥満になったということです。

さらに、肥満にならないためには、3年生の子どもたちは9時間45分の睡眠を取る必要があると指摘しています。この時間よりも充分眠った場合で、肥満になるリスクが非常に小さくなるのだそうです。

同様の研究は国内でも行われていて、富山大の調査によると、3歳時点の睡眠時間が9時間未満の場合、中学1年のときに肥満になる確率は20%にのぼり、睡眠が11時間以上だった子どもに比べ、肥満になる確率は1.6倍だったそうです。

睡眠時間が短いと、夜間に分泌されるホルモンが少なくなったり、自律神経のバランスが崩れて脂肪の分解や糖の代謝に悪影響があり、肥満につながりやすくなります。また、起きていると空腹を感じるので、起きている時間が長いほど間食を取ることが多くなります。

就寝時間が何時であれ、学校はいつも決まった時間に始まるわけですから、遅く寝ればそれだけ睡眠時間が短くなりますね。十分な睡眠時間が取れないまま、無理矢理起きればもちろん眠いですし、勉強の能率も上がらなければ、学校生活自体へのやる気が起きません。

特に成長する時期の子ども達には、睡眠の役割をしっかり伝えて「○時に起きなければいけないから○時には寝る」ということを学校や親子で考えてはどうでしょう。幼児や低学年なら、5分だけでも本を読んであげるなど、布団に入りたくなるお楽しみを作るのもいいですね。


真夜中の強い光は体内時計をバラバラに狂わす 新たな研究結果の発表
高校生の多くは睡眠不足と感じている 児童生徒の生活習慣などに関する調査


睡眠時間が短い子供は肥満になりやす傾向に、米研究



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投稿者 kksblog : 2007年11月12日 00:17


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