●「情報大航海」に漕ぎ出すために 高等学校等における情報教育の実態調査 (2009年04月23日)
財団法人コンピュータ教育開発センターでは、経済産業省が進めている「情報大航海プロジェクト」の一環として、「『情報大航海時代』における制度的課題に対する高等学校等における情報教育の実態調査」を実施しました。
この調査では、高等学校などにおける情報教育に係る実情、課題、あるべき方向などについて明らかにし、教科「情報」の充実・発展につなげることを目的としています。この度、全国の高等学校を対象に行ったアンケート調査「『情報』の授業について」の結果がまとめられ、公開されました。
これによると「情報」の教科では「情報活用の実践力」に重点が置かれている「情報A」を履修する学校が多く、普通科・総合科では約3/4にのぼります。他の「情報の科学的な理解」に重点が置かれた「情報B」、「情報社会に参画する態度」に重点が置かれた「情報C」を選択する学校は多くありません。B・Cの比較ではCの方が少し多いようです。
具体的な内容としては、ワープロソフトや表計算ソフトのようなアプリケーションの基本操作、文字入力・ブラウザによるインターネットの上の情報検索など、情報活用の基本操作が多く指導されていますが、一方でこれらの項目はそれほど重要とは認識されていません。重要度が高いと認識されているのは、情報社会と情報に関わるモラルに関する内容ですが、逆に指導への自信に欠けるようです。
教科「情報」を担当する教員は、同時に構内の情報機器やネットワークの管理、他郷員からのITに関する質問などへの対応も同時に任されていることが多く、改善を望む声が上がっています。
また情報分野は技術の進歩や社会の変化により、教えるべき内容に変化が多く、常時最新事情をしっておく必要があると指摘されています。これに対して多くの教員はWebや新聞・雑誌などのメディアで情報収集を図っており、研究会や研修会には参加していないようです。予算がない、校務などで多忙、他教科と兼務、など、参加したい気持ちはあるができない、という教員が多いことがうかがえます。
パソコンの基礎操作など、高校生にとっては物足りないという声もあるのではないでしょうか。しかし教員の側に教えるスキルがなければどうしようもありません。必要な人員の確保や研修の強化など、「情報大航海」プロジェクトは越えるべき高い波が多そうですね。
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教員のIT利用環境に係るアンケート
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投稿者 kksblog : 2009年04月23日 05:46



