KKSブログ: 研究機関は適正に動物実験をおこなっている？文部科学省の調査結果を公表

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●研究機関は適正に動物実験をおこなっている？文部科学省の調査結果を公表 (2011年10月04日)

文部科学省により、「研究機関等における動物実験に係る体制整備の状況等に関する調査結果について」が公表されています。

同省では、研究機関などにおける動物実験等の適正な実施について定めた「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」（以下「基本指針」という)に関して、基本指針において研究機関等の長の責務とされている機関内規定の策定及び動物実験委員会の設置などについての対処状況を把握することを目的として調査を実施しました。

動物実験などを実施している機関は、４２６件（調査対象機関１，６５６件のうち約２６％）でした。そのうち、基本指針に基づき、機関内規定を策定している機関は、３９０件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約９２％）。策定を予定している機関は、３６件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約８％）で、策定を予定していない機関は０件でした。

基本指針に基づき、動物実験委員会を設置している機関は、３８８件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約９１％）でした。設置を予定している機関は３８件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約９％）で、設置を予定していない機関は０件となりました。

基本指針に基づき、研究機関等の長による動物実験計画の承認又は却下を実施している機関は、３７８件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約８９％）。承認又は却下の実施を予定している機関は４８件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約１１％）、承認又は却下の実施を予定していない機関は０件でした。

基本指針に基づき、教育訓練等を実施している機関は、３１４件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約７４％）で、教育訓練等の実施を予定している機関は１１２件（動物実験等を実施している機関４２６件のうち約２６％）、教育訓練等の実施を予定していない機関は０件でした。

動物実験に関しては、まだ体制の徹底が不十分な点もあるようです。これらの整備、徹底がこれからの課題とも言えるでしょう。

研究機関等における動物実験に係る体制整備の状況等に関する調査結果について：文部科学省

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