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児童生徒の発達段階や地域の特性に応じた防災教育の推進~徳島県 (2011年10月10日)

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徳島県の教育委員会では、児童生徒の発達段階や地域の特性に応じた防災教育の推進に取り組んでいます。このたび、多くの学校で実践可能な防災教育の内容を編集した冊子を作成、ホームページに掲載されています。

徳島県では、過去に何度も自然災害による被害を受けていることから、児童生徒が自らの安全を守るための実践的防災対応能力の向上、災害時に互いに助け合うための防災ボランティア意識の向上をめざて防災教育の推進に取り組んできました。その中で地域と連携した取り組みが児童生徒のみならず、地域全体の防災力の向上に大きな効果があることを確認し、その重要性と推進の必要性を感じているようです。

冊子では、まず「地域と連携した防災教育の考え方と進め方」を掲載。学校における防災活動は、児童生徒の防災対応能力の向上をめざす「防災教育」、児童生徒の安全確保に向けた体制の充実をめざす「防災管理」、これらを推進する体制を整備する「組織的活動」の3つの要素があります。これらの活動を効果的に進めていくために、3つの要素を教育活動の中に具体的に位置づけることが大切としています。校内の協力体制を整備し、教職員の共通理解と研修と行なうとともに、家庭や地域の関係機関・団体等および学校相互の連携を図り、地域ぐるみで児童生徒を災害から守る環境を整えていく必要があるのです。

防災教育は、発達段階に応じて進めます。小学校低学年は、実際的な場面で具体的な題材を用いて、知識と行動の両側面から指導。小学校高学年は、実際の行動で望ましいモデルを示します。中学生は、具体的な場面を用いて自分や他者の危険を予測し、どうすれば安全が確保できるのか、その知識と技能に目を向けさせて指導。高校生は、社会貢献という観点から活動に関わり、社会的責任を意識する機会を多くするように指導します。

地域と連携した防災教育を進めるためには、「伝えあう」という体験が重要。「伝えあう」という体験を通して防災に関する情報や知恵が共有され、それが次の災害に対する備えにつながり、地域に安全安心のネットワークの輪が広がる。これが地域と連携した防災教育の基本的な考え方です。そして、地域と連携した防災教育を実施すると、「人を知る」、「地域を知る」、「災害を知る」という「3つの知」が得られるとしています。

冊子には、防災頭巾の製作方法や効果的な避難訓練のしかた、防災運動会の実施例など、役立つ情報もいろいろ掲載されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。


「地域とつなぐ防災教育」(第1部) | 徳島県
「地域とつなぐ防災教育」(第2部) | 徳島県
「地域とつなぐ防災教育」(第3部) | 徳島県



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投稿者 kksblog : 2011年10月10日 11:00


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