教育家庭新聞社
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全体は減少していますが、学習塾・予備校市場は前年度比1.7％増で、8年ぶりに拡大しています。これは、「子ども手当」と」「学習指導要領改訂による授業の難化」が、特に小学校低学年層の補習ニーズを高めたと考えられます。

通信教育市場は、小学生向けは堅調ですが、社会人向けが不調。社会人については、資格取得学校市場も前年度比5.1％減で、7年連続で減少しています。

しかし、資格検定試験市場は前年度比2.0％増。中でも英語関連の試験需要が拡大しています。そのためか英会話・語学学校市場も前年度比0.1％増。後半からビジネス英語ニーズが大幅に拡大し、震災の影響があっても尚、堅調であったようです。

一方で、企業向け研修サービス市場は前年度比1.7％減。こちらは不況の影響が続いているようです。また、eラーニング市場も前年度比4.5％減。学習ゲームソフトのニーズ減ったことが要因と考えられます。

教育市場の中でも、塾、英会話、資格、習い事、企業研修といったさまざまな市場がありますが、それぞれ世相を反映した結果といえますね。

教育産業市場に関する調査結果2011 - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所