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授業中の落ち着き具合は、小中学生の学力に影響がある 東京都の調査結果 (2012年01月26日)

pencil_120126.jpg東京都教育委員会は「学習指導要領に示されている目標及び内容」の実現状況および「読み解く力に関する内容」の定着状況を把握し、指導方法の改善に結びつけることにより、児童・生徒一人ひとりの「確かな学力」の定着と伸長を目的として、「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施し、その調査結果をまとめました。

調査は学力調査と、児童・生徒質問紙調査、学校質問紙調査の3つについて行われました。学力調査では小学校4教科、中学校5教科について、学習指導要領に示されている目標や内容の実現状況および読み解く力に関する内容の定着状況を把握するためのものです。また質問紙調査は、学習や生活に関する意識と実態、指導方法に関する取り組みや教育条件の整備状況などについてアンケート形式で行われています。

調査結果によると、学習指導要領に関する内容について、小学校においては関心・意欲・態度を見る問題は全教科とも9割以上ができていましたが、「話す・聞く」力や「書く」力を見る問題については国語の「話す・聞く」以外で5~7割程度となっています。特に理科は、「言語についての知識・理解・技能」も含めた3項目で正答率が低くなっており、結果、理科全体の平均正答率は67.2%と唯一70点台を下回りました。

同様の内容について中学校でも、ほとんどの教科において、関心・意欲・態度に対して「話す・聞く・書く」といった技能に関する正答率が低くなっています。中学校でも理科の平均点は他と比較して低くなっています。

また、質問紙調査で「授業中の私語が少なく、落ち着いている」と回答した学校の割合と学力調査の正答率との関係を見たところ、小学校、中学校共に私語が少ない方が得点が高く、特に中学校で如実にその傾向が見られました。

今後、東京都ではこの結果を踏まえて、授業の改善や、学校訪問や授業規律の確立に努め、また研究開発や専心情報の提供などを施策として実行していく予定となっています。やはり学力には環境も大切だということが再認識された結果となりました。学校や教員だけでなく、子どもや保護者にも調査結果を周知するとともに、協力してよい環境を作っていくことが大切ですね。

23年度「自動・生徒の学力向上を図るための調査」結果|東京都



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投稿者 kksblog : 2012年01月26日 01:00


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