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大学卒業までに必要な費用は約900万『教育費負担の実態調査』 (2016年03月01日)

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日本政策金融公庫が、『教育費負担の実態調査』の結果を公表しました。

調査対象は、25歳以上64歳以上の男女、かつ高校生以上の子どもを持つ保護者。調査結果によると、高校入学から大学卒業までに必要な費用は、約900万であることがわかりました。

高校入学から大学卒業までに必要な費用は、子ども一人当たり899.4万円で、前年調査より20万円増加しています。自宅外通学者への年間仕送り額は平均124.9万円で、前年調査より15.4万円減少。大学4年間の仕送り額は約500万円、さらに自宅外通学を始めるための費用として45万円が必要です。

平均世帯年収は833.4万円で、前年調査より12.8万円増加、世帯年収に占める在学費用の割合は平均17.8%です。年収が低いほど在学費用の負担は重くなります。年収400万円未満の世帯では年収の約3分の1を教育費が占めます。

教育費の捻出方法としては、「教育費以外の支出を削っている(節約)」が最多ですが、「奨学金を受けている」「子どもがアルバイトをしている」の伸びが目立ちます。年収400万円未満の世帯は、「食費」「外食費」「衣類の購入費」を節約していると回答した割合が、他の年収層と比較して最も大きくなっています。一方、年収800万円以上の世帯は、「バッグ、アクセサリーなどの身の回りの品や装飾品の購入費」「保護者の習い事や趣味などにかかる教養娯楽費」を節約していると回答した割合が、他の年収層と比較して最も大きくなっています。

保護者の収入差による教育格差が生じることがよくわかる結果といえますね。


「教育費負担の実態調査結果」 | 日本政策金融公庫

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投稿者 kksblog : 2016年03月01日 22:14


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