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教育関係者の約8割が「運動」は「知力」の発達に影響があると回答 (2016年11月30日)

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Y・ボリューション ジャパン株式会社が、教育関係者を対象に“動育”に関するアンケートを実施しました。

「動育」とは、幼児期(1歳~6歳)の子どもたちを対象に、運動を通して心身ともに健やかな成長をうながし、健康的で豊かな人生を営む基礎を育てようという考え方です。

運動することで子どもたちの発達にどのような影響があるのかを聞いてみたところ、教育関係者の約8割が、「運動」は「知力」の発達に影響があると回答し、身体能力だけでなく対人関係や空間把握能力の発達にも良い効果をもたらすことが期待できることがわかりました。

どのような知力の発育に、ポジティブな影響があるかとの問いでは、幼児(1~6歳)の関係者は「身体運動的能力」だけでなく、他人とスムーズな人間関係を作るための基礎を身につける力である「対人的知力」が55.1%、続いて限られた空間を正しく認識し、快適に利用していこうと努める“空間把握能力”である「空間的知力」が43.6%でした。

小学校・塾(中学受験)関係者は、「対人的知力」が72.1%、「身体運動的能力」が67.4%、「空間的知力」が44.2%でした。子どもたちの成長に「対人的知力」と「空間的知力」は欠かせないものであり、「運動」をすることによってそれら2つが幼稚園や保育園、小学校など早くから身につけることができることがわかります。

「人格形成」にはどう影響するかを聞いてみたところ、幼児(1~6歳)の関係者は、最も割合が大きかったのが「協調心・思いやり」の37.0%、「好奇心」が36.8%、「目的・モチベーション」が29.3%でした。「運動」をすることで子どもたちの好奇心を刺激し成長させることが期待していることがわかります。

小学校・塾(中学受験)関係者は、「好奇心」が31.2%、「目的・モチベーション」が30.1%、「協調心・思いやり」の29.0%でした。「運動」が比較的まんべんなく人格形成に寄与すると期待していて、成長期の子どもたちが「運動」によって多面的な成長を遂げていることを日常的に感じていることがわかります。

日ごろから運動することで、運動機能の成長だけでなく、物事に取り組む積極性や意欲などの育成につながることから、“動育”も教育に積極的に取り入れていきたいですね。



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投稿者 kksblog : 2016年11月30日 15:25


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