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ゲームを使った教育・啓蒙の意義と異議(1) (2007年03月07日)

「ゲームを使っての広告は、政府・教育・啓蒙関連に向いている」

先日、ゲーム内広告の取材に行きました。ゲーム内広告って言うのは、その名のとおり、ゲームの中で表示される広告のこと。アメリカなんかだとこれがなかなか面白い展開を見せてるので、日本はどうなんでしょうと。そういう取材。

冒頭の言葉は、その取材中に出てきたもの。言葉の意味を説明する前に、ゲーム内広告の状況を整理整頓しときます。ゲーム内広告がアメリカ周りで盛り上がってきているのは、ネット上で遊べるゲームが増えてきて、そこに滞留する人の数が増えてきているからです。ついでに、マイクロソフトや、グーグルが、ゲーム内広告専業の会社を相次いで買収する動きを見せている。この2社が動けば、経済圏が注目しないわけがないのでした。状況説明終了。

で。

ゲーム内広告には3種類あるらしいのですよ。

1:ゲームに広告を配信する
2:ゲームにアイテムを繰り込んで、イメージを刷り込む
3:広告したいことに関連するゲームを作っちゃう

冒頭の言葉は、この3番の説明に関連して出てきた言葉です。ここまで説明して、ようやく話が繋げられるのですが、ゲームを使っての広告が、政府・教育・啓蒙関連に向いている理由とは、

「新聞・テレビ・ラジオ・まじめなネット記事・学校。 この辺の一般的なPR、教育手段がリーチしない層に、ゲームはリーチできる可能性があるから」

まあ、確かに。

世界的にみれば、こうした試みはちらほら行われていたりします。たとえば、KKSでいままで取り上げたものだと、国連機関のひとつである世界食糧計画(WFP)のパソコン用ゲーム「FOOD FORCE」の例がある。(日本語版ダウンロード

このゲームはケレンミ溢れる演出で批判も多かったですけれど、ゲームを終えたときには、WFPがどういうことをやっているかが、なんとなくであれ、分かるようになっている。しかも、結構楽しい。「WFPとは~」なんて風に、教室で聞くよりエキサイティングなのでした。

では、日本の状況はどうなのか(長すぎるので、Pick it upにすれば良かったと後悔しつつ来週に続けてみたりする榊原)



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投稿者 kksblog : 2007年03月07日 10:47


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