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子どもがつくる町 ミニたまゆり開催 (2007年04月17日)

こども放送局で わた飴屋さんの宣伝  3月24日から27日までの4日間、子どもが主体となって仮設の町をつくり、 独自通貨を用いて様々な仕事を体験する 「子どもがつくる町 ミニたまゆり」 (主催 ミニたまゆり実行委員会)が開催された。 会場となった田園調布学園大学 (神奈川県川崎市)には、会期中、延べ1500名の子どもが足を運び、独自通貨ユリーで買い物を 楽しんだり、〝放送局〟 を通して店舗の宣伝を行う子どもで賑わいを見せた。

職探しから納税まで疑似体験
まずは市民登録から  今回で2回目を迎えたこの取り組みは、ドイツのミュンヘン市で行われている「ミニ・ ミュンヘン」に倣い酒井一郎教授(田園調布学園大学人間福祉学部)を実行委員長に同大学と川崎市、 地域住民が一体となり平成17年度からスタートした。

 参加する子どもは 、まず市民登録料200円を支払い市民カードを入手、〝職業安定所〟 で希望する仕事を選び体験する。「町」 では、銀行、保育園、裁判所、市役所、たこ焼き、わた飴、放送局など24の施設を用意。 施設で働くと時給6ユリーが得られ、 そのうち2ユリーは税金として徴収される。参加した子どもは「町」を通して楽しみながら、 労働・所得・納税・ 消費の流れを疑似体験できる仕組みだ。どんな仕事にしようかな 職業案内所で仕事選び

 同大学、近隣の高校、NPO法人ブロードバンドスクール協会の3者の協力で開設された 〝放送局〟では、Webカメラを利用して賑わう「町」の様子を子どもらが紹介。〝保育園〟で絵本の読み聞かせをした小学生が 「読んであげた子から人気があったから」と絵本「11匹のネコ」(こぐま社)を朗読する様子は、会場に華を添えていた。朗読を放送にのせて

 酒井教授は取組みの狙いを「幼い子どもにとっては、 この記憶が成長してから政治経済やマーケティングを学ぶときに振り返る良いきっかけとなる。経済活動と同時に、 税金の設定額やゴミの問題など政治への関心を持って欲しい。子どもだけでなく大人の側も意見交換の場として活用して頂きたい」と語った。 市民教育の一つとして、今後も子ども、保護者、地域が一体となった取り組みが期待される。(取材 吉木)

 【関連サイト】ミニたまゆりホームページ



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投稿者 kksblog : 2007年04月17日 15:12


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