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家出の数は、女性<男性 子ども<おとな 平成18年の家出概要発表 (2007年06月14日)

1年間の家出の数は、女性より男性の方が多く、子どもよりおとなの方が多いとのことです。

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photo by cheesebikini

これは、警察庁報告の平成18年中における家出の概要資料によるもの。

平成18年の家出の数(家出人捜索願を受理した数)は89688人で、前年に比べて962人減少しているそうです。うち、男性は、56889人(63.4%)で、女性は32799人。成年・少年(19歳以下)で分けると、成年は69336人(77.3%)で、少年は20352人(22.7%)です。

ただ、この結果の注意点がひとつ。報告書の原文では「成人・少年別では、成人が69336人で全体の77.3%を占めた」としています。一見少年の家出は少ないように読めますが、「少年犯・触法少年は減り続け、少年被害は少し増える」でも触れたように、現在の日本の20歳未満人口比率は約18.8%。この比率から考えると、少年の家出率は成年にくらべて、すこし高いといえます。また、少年だけでみれば、女性の方が家出数が多くなっています。男性は9175人、女性は11177人です。

年代別で分けると、

1:「19歳以下」20352人(22.7%)
2:「20歳代」17009人(19.0%)
3:「60歳以上」15906人(17.7%)
4:「30歳代」15569人(17.3%)

家出の原因は「家庭関係」「疾病関係」「事業・職業関係」が多くあげられています。

資料を詳細に見てみると、男女別では昭和42年からは昭和56年までは女性の家出の方が多かったのが、昭和57年に男性の家出の数の方が多くなり、そのまま今にいたっています。女性がこの辺で急速に強くなったのか、それともほかの要因によるものか・・・(例えば、男性の家出を届けるという事に対する社会的な圧力(例:「世間様に顔向けが出来ない」)が弱まってきて、届け出られる数が多くなってきたんじゃないかという仮説などが成り立ちます)

ちなみに、20歳以上の男性が家出した数は47714人。20歳以上の女性が家出した数は21622人。おとなの男って、見た目よりずっとナイーブなんです・・・。

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投稿者 kksblog : 2007年06月14日 04:12


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