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まずは話をしてみて 『24時間いじめ相談ダイヤル』 (2007年08月28日)

「『24時間いじめ相談ダイヤル』の6ヶ月間の運用状況について」というプレス資料が発表されました。これは文部科学省の児童生徒課によるものです。

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無料写真素材*Freepict


『24時間いじめ相談ダイヤル』は、いじめ問題の対応策の一つとして、24時間いつでも、いじめなどの悩みをかんたんに相談できるよう設置された者です。子どもたちが全国どこからでも、より簡単に相談することができるよう、電話番号は全国統一で、原則として電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に接続されるようになっています。

平成19年の2月から8月の6ヶ月間、『24時間いじめ相談ダイヤル』の総利用回数は46,451件、うち夜間・休日の利用は28,596件と、全体のおよそ6割を占めました。半数以上が夜間や休日に利用しています。学校のない、ゆっくり相談できる時間帯の利用が多くなっています。また子どもだけでなく、いじめを受けている子どもの保護者が利用することも少なくないようです。

この相談ダイヤルを広く知ってもらうため、各都道府県、指定都市では小・中・盲・聾・養護学校の児童生徒に対して、電話相談窓口紹介カードを配付しています。盲学校の児童生徒に対しては、点字シールを貼付。聾学校の児童生徒に対しては、相談機関のFAX番号やE-mailアドレス等を周知します。

資料には、実際に相談ダイヤルへの問い合わせのあと、迅速な対応につながった例が紹介されていました。相談の電話より市町村の教育委員会・学校・担任に連絡され、すぐに学校で話し合いがもたれたり、いじめを防止する体制を整えたり、といった対応がとられたようです。

いじめを受けている子どもは、友人はおろか、親や家族にもいじめのことを言い出せずにいることが多々あります。誰かに話す決心ができたとき、いつでも電話できる24時間無休の相談ダイヤルは、心強い味方になってくれるのではないでしょうか。



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『24時間いじめ相談ダイヤル』の6ヶ月間の運用状況について



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投稿者 kksblog : 2007年08月28日 00:46


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