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太平洋戦争時の沖縄での集団自決について、教科書への記載方法が今問題になっています。
それを受けて、今回の会見では記者から教科書問題についての質問が投げかけられました。

沖縄の集団自決について、専門の調査機関の設置について公明党から提案を受けたことについて質問された大臣は、「わが国の歴史認識について研究していくことは大切であるが、調査機関の設置などは具体的にはまだ考えていない」と答えました。

また、教科書検定審議会での再検討について聞かれ、「再検討もあり得るが、それは歴史認識への政治介入になりかねない」という消極的なスタンスを崩しませんでした。

「検定審議会をある程度公開することは必要かもしれない」と述べるなど、一部前向きな姿勢も見せたものの、問題の根本的解決につながる明確な答えが得られなかったことが残念に思われます。

教科書検定に抗議した沖縄の県民集会は大変多くの人を集めました。このことを重く受け止め、再度、調査や審議を行うことが求められているのかもしれません。

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