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キャリア教育等推進プランのフォローアップについて (2007年10月24日)

『キャリア教育』というのは、ご存知でしょうか?

現代は、少子高齢社会、産業・経済の構造の変化、雇用の多様化や流動化などを背景とし、子どもたちの進路をめぐる環境は大きく変化してきています。

それに対して、学校での教育活動が「生きること」や「働くこと」と疎遠になっていたり、十分な取り組みが行われてこなかったのではないか?ということで、『キャリア教育』の推進が行われてきました。そして、平成19年5月に“キャリア教育等推進会議”において、プランの策定が行われました。


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by Didi Supardi

現代では、新卒者に対する求人は減っており、若者自身も勤労観や職業観に対する未熟さや、職業人としての基礎的資質や能力の低下といった問題が生じています。

『キャリア教育』は、児童・生徒一人一人の勤労観や職業観を育てる教育というように定義されています。具体的には、望ましい職業観や勤労観及び職業に関しての知識や技能を身に付けさせるとともに、自己の個性を理解、主体的に進路を選択する能力や態度を育てる教育といったことになります。

『キャリア教育』を推進するための条件としては、たくさんのことが挙げられています。

学校内のことでは、教員一人一人の資質向上や、各学校でのキャリア発達への支援を軸としたカリキュラム開発能力の向上、キャリア・カウンセリングを担当する教員の養成、家庭や保護者の役割や影響の大きさを念頭に置いた上での家庭・保護者との共通理解といったところです。

外部のこととしては、キャリア教育のための受入事業所等の確保と地域におけるシステムづくり、関係機関等の連携と社会全体の理解の促進、ハローワーク等との緊密な連携、大学・専門学校等との連携、関係団体・企業等の理解と協力の推進などが挙げられています。

『キャリア教育』の推進は、数年前から取り組まれてきているわけですが、具体化して実際に行われていくことには、時間がかなりかかっているのではないでしょうか。

たとえ5年であっても、こうしている間に、小学1年生が6年生に、中学一年生が高校三年生になっているわけです。時間のかかることとはいえ、早急な変化が求められる領域の問題のように思われますね。

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投稿者 kksblog : 2007年10月24日 23:18


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