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日本の「伝統・文化」を伝える教育ビジョン (2007年11月03日)

日本の「伝統・文化」とはどんなものがあるでしょう?難しく考えるとキリがないですが、ふるさとの行事や習慣、お祭りなど、大人になって懐かしく思い出す事柄を、子ども達にも伝えていきたいですね。

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by 工藤隆蔵


東京都教育委員会では、平成16年4月に「東京都教育ビジョン」を策定しました。その中で「日本の伝統・文化への理解を深め、郷土や国に対する愛着や誇りをはぐくむとともに、多様な文化に対する理解を深め、国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティをはぐくむ教育を推進する」ことを提言しています。

平成18年度までには都内の学校60校を指定し、日本の伝統・文化理解教育を実施しています。今年度からは、総合的な学習の時間におけるカリキュラム開発や、教員研修、また6つの区・市を推進モデル地域に指定し、小・中学校における系統的な指導を目指すなどの事業展開を行っています。

平成19年度は、学校設定教科・科目として「日本の伝統・文化」を、新しく26の高校で28課程を実施しています。華道・茶道や礼儀作法の他、和太鼓や三味線といった伝統音楽、将棋、弓道などさまざまです。中には染め物や鍛金といった伝統工芸や、落語を通じて江戸文化から伝わる伝統文化を学ぶ、というユニークな講座もあります。

小中学校では、推進モデル地区の研究指定校27校を中心に、日本の伝統・文化理解教育を推進し、成果の普及・啓発を行っていきます。こちらでも総合学習の時間に華道・茶道などの体験、音楽の時間に和楽器を取り入れるなどしています。

こういう機会に、地域の人の力が生きてくるのではないでしょうか。お花やお茶の先生、伝統芸能を守り続けてきたグループなど、意外と身近に「先生」がいるかもしれませんね。

■関連記事
18年度文部科学白書---「文化力の向上」を目指す。
「日本の伝統・文化」教材集を作成 東京都教育委員会


「日本の伝統・文化理解教育」の推進状況について



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投稿者 kksblog : 2007年11月03日 11:42


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