●東京大学研究機関で学習支援ソフト開発 (2008年06月22日)
マイクロソフトの支援で東京大学に設置された「マイクロソフト先進教育環境寄付研究部門(通称MEET)」で教育支援ソフトを開発し、Live@eduと提携したソフトウエアがこの7月より無償ダウンロードを開始すると発表しました。
開発されたのは、「MEET eJournalPlus」と「MEET BorderlessCanvas」という教育支援ソフトウエアで、MEET- eJournalPlusについては7月末より無償での配布開始をするということです。
これを、学校独自のドメインでWindowsLiveの各種サービスを無償で利用できる教育機関向けオンラインサービスで提供を開始するということです。
MEETは、マイクロソフトの寄付により東京大学大学総合教育研究センター内に設置された研究部門です。ここでタブレットPCや携帯型情報端末を利用した、先進的教育・学習環境を開発し、その学習効果の評価を実証的に行っています。
7月末にダウンロード開始されるMEET- eJournalPlusは、近年の学生の読解力低下が懸念される中、批判的読解力を支援するソフトウエアで、下記のような機能を備えています。
・電子文書に下線、コメントが書ける
・線引き部分から直感的にコンセプトマップ作成支援
・レポート作成を支援する機能
・ネットワークを介して相互コメントを行う機能(今回リリースには含まれません)
マイクロソフトという一企業の寄付により、日本の最高学府内に研究機関が発足し、その成果を無償で提供される。この学習支援によって学ぶ機会を得た学生が成長する。やがて社会人となり企業に還元される。
時間のかかる壮大なプロジェクトです。ぜひ成功させてほしいプロジェクトです。
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投稿者 kksblog : 2008年06月22日 15:18