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理科は「好き」だけど、教えるのは「苦手」?小学校教員へのアンケート調査 (2008年11月28日)

今年8月に行われた、公立小学校の理科を教える教員を対象とした理科の教育環境や研修の状況に関するアンケート調査によると、多くの教員は理科の内容が「好き」なのにかかわらず、指導を「苦手」と感じていることがわかりました。

この調査は科学技術振興機構(JST)と国立教育政策研究所が行ったもので、来年度から新学習指導要領への段階的移行が始まることなどから、理科の教育環境や課題の把握を目的としています。調査は小中学校の理科教員を対象に行われましたが、今回は小学校に関する調査結果の速報値が公開されています。

学級担任として理科を教える教員の約9割は、理科全般の内容について「好き」と感じており、6割以上が児童による観察や実験を週1回以上行っています。

一方で理科の指導を「苦手」「やや苦手」と感じている学級担任が約5割いて、経験年数が10年未満の若手教員では6割を超えています。また、理科の指導法についての知識・技能が「低い」「やや低い」と約7割が感じており、これも若手の方が高い割合になっています。

こうした苦手意識を克服するのに有効な方策として、研修や他教員の理科授業の参観などが考えられますが、約3分の2の学校で行われていません。そして多くの学級担任の教員が、身近に理科教育をサポートしてくれる「場」や優れた教材情報や指導法の情報を求めています。

観察や実験を行うにあたって障害となっているのが「準備や片付けの時間不足」約7割、「設備備品の不足」約5割、「消耗品の不足」約4割、となっています。約27%の学校で理科選任教員が配置されていますが、学級担任が理科を教える場合よりも観察・実験を行う頻度が高い傾向にあるようです。

理科は私たちの身近な疑問を解き明かし、新たな疑問を発見できる教科と言えますが、それだけに子ども達を引きつける工夫がないと興味を持たせるのが難しい教科でもあります。また高学年では薬品や機器など、誤った使い方をすると危険な物を扱うこともありますし、指導する側の知識や時間を十分に確保してもらいたいですね。

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投稿者 kksblog : 2008年11月28日 07:34


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